7月下旬、1冊の歌集が届いた。封筒と便箋には、友人の几帳面な文字が並ぶ。友人はいつからか、短歌を詠む人になった。私は、折にふれ、歌人となった彼女の話を聴き、それを楽しんできた。出来上がったばかりの同人誌の印象は軽やかで涼しげなものだった。”聖…
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