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私の第三十四夜をつづります。

2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

寄贈品コーナーにも、廊下の壁にも見逃せない展示が…。

23日、日盛りのなかを博物館に向かった。駅を抜け、八幡様横の日陰道を通り、文化公園にたどり着く。青天井から大きな風が噴水に吹き込み、白い霧が渦巻きながら舞い上がっていた。そして、その霧が消えてゆく先には夏の終わりを告げるような雲が広がってい…

「処暑」を探す。

2024年8月22日…「処暑」…。 空を見上げれば、どことなく秋らしくなってきたような。日の入りが早まり、どことなく夏の衰えが感じられるような。 これまでがそうだったように、新しい季節が用意されていることに少し安心する。 一方で、遠くの空では悲惨な時…

台風通過中を知らせる虹?

危険な暑さのなかの台風一過。 といっても、今回の7号は平塚近くの海に限っては、ごく穏やかに通り過ぎていったようだ。 しかも、まだ関東地方を通過中の16日夕方、東の空に大きく虹が架かった。 たまには、こんなのはどう?と、台風が通りすがりに残してく…

本郷台で猛暑を忘れる。

13日朝、神奈川県の発掘調査発表会に出かけた。 本郷台駅で降りるのは久しぶりだった。(駅前では、自転車に乗った若いお父さんと小さな男が街路樹の蝉を見上げている。気配を察したのか、蝉は幹から飛び立ち、離れた樹に移っていった。) 会場が開くまで、…

「H1道」(平塚城跡第2地点)と”柱列状ピット”(中里B遺跡第1地点Ⅲ区2G)について…その②

(①の続き) 中里B遺跡の調査区はⅠ~Ⅴ区に細かく分かれている。(西から東へ、Ⅰ区~Ⅳ区内の各グリッド(G)、及びⅤ区が道路沿いに細長く連なっている。調査区中央部は、道路を挟んで北側にⅢ区、南側にⅤ区が位置する。また調査区西端部では、道路を挟んで北側に…

「H1道」(平塚城跡第2地点)と”柱列状ピット”(中里B遺跡第1地点Ⅲ区2G)について…その①

私が良く眺める旧地形図(参謀本部陸軍部測量局 明治15年測量 2万分の1「下糟屋村」)上には、中央部に蛇行する相模川が、西半部に大住~余綾郡、東半部に高座郡の村々がまばらに広がっている。 現・平塚市の人工建造物をことごとく取り去ると、このような姿…

『平塚市郷土史話』を読み直して。

歌人相模や相模国府に関連して、これまでさまざまな map を作ってきた。 同じ妄想でも、まどろこしい文章より map のほうが端的な形で表現できるように思う。最近、相模国府域を外れた南西部の地域(平塚城跡周辺の中里B・Ⅾ・E遺跡、達上ヶ丘遺跡、諏訪町…

「涼風至」を夢見る。

夏バテで8月1日を迎え、気力も体力も、すでに長い夏を乗り越えたような状態になっている。8月7日(立秋)の”涼風至”をはかなく夢見るけれど、これまでの経験上、”熱風至”の立秋になるに違いない。 連日の度を越した暑さで気弱になりつつも、今朝の朝日紙…