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私の第三十四夜をつづります。

日記

カタツムリとトンボ(平塚海岸の林で)

5月後半、思いがけない場所で、かなりの数のカタツムリの姿を目にした。 子どもの頃は、生垣のどこかに潜んでいたカタツムリだったけれど、最近ではまったく見かけることがなかった。(ちなみに、身近な場所からカタツムリの姿が消えていることに気づいたの…

”呪符木簡なるもの”にすがる2020年5月。

「検察庁法改正案 森法相が答弁へ きょう衆院委員会 採決のかまえ」(朝日新聞 2020年5月15日 朝刊)_________________________________ 15日の朝刊1面の記事を眼にして苛立つ。午後の内閣委員会の中継をネット視聴して、…

”Foyle's War ”を見る。

巣ごもり暮らしが続き、5月となった。この数日、ネットで公開中の『刑事フォイル』というドラマに魅入られ、うつつを抜かしている。 非日常的な2020年の日本から、さらに非日常的な1940年代のイギリス・ヘイスティングスへと、PC画面の扉から入り込んで90分…

それでも。

3月初旬からの巣ごもり暮らし…ほぼ2か月経ったのか…。 体調の悪い日はあっても、日常生活のルーティンをこなすことができているのはありがたいことに違いない。望まない。やり過ごす。自分にかまけているだけの暮らしだ。 しかし、日々の報道に接するなかで…

3月~4月の土曜日の数字を眺めてみる。

4月24日の平塚海岸入り口で 思えば、今春3月の初め、草津温泉に出かけたのが最後の遠出だった。 その後の巣ごもり暮らしのなかで、”国内の新型コロナウイルス感染者”の新聞記事(都道府県別感染者数・死者数などの一覧表)”を毎日切り抜くようになった。 そ…

四月の虹

18日土曜日の朝。雨はまだ音を立てて降りこめている。時折、台所の換気扇あたりから、風の小さな唸り声が響いてくる。 ひどい天気…それでも、ネット上で雨雲レーダーを見てみると、夕方には晴れるようだった。今日は虹が出るかもしれない…薄暗い部屋のなかで…

ドイツと日本…彼我のリーダーの違いとは?

14日朝、いつもよりは早い時間にベランダに出た。深く息を吸い込んだ。目の前のカイヅカイブキの葉先がキラキラと光っていた。昨日の雨の滴りだった。カメラレンズを通して覗くと、水晶の玉のように、雫のそれぞれが緑の景色を逆さまに?映していた。 午後に…

ミステリアスな『ミステリウム』

2年前、『日の名残り』という翻訳小説を読み始め、2日目で投げ出したことも忘れ、今回、完全休館に入る直前の図書館から借りてきた本が『ミステリウム』だった。 しかも、著者のエリック・マコーマックの名もまったく知らないのだった。 『ミステリウム』の…

家…時々浜辺。

6日、日没に間に合うように、海に向かった。平塚海岸から”ダイヤモンド富士”を見る久しぶりの機会なのだった。 海に向かう通りの交番の前で、なぜかお巡りさんが直立していた。いつもは見られない光景。明日には出されるはずの「緊急事態宣言」について思い…

巣ごもりのなかでさまよう。

私が巣ごもりしている部屋の壁に、小さなカレンダー(『やむぬはぎーねー うみんはぎーん 山がはげると海もはげる 』)が掛かっている。 そのカレンダーの4月の写真は、春らしい光にあふれていて、見るたびに気持ちが明るくなる。 辺野古の近くの浜辺だろう…

世界の人々にとって”失われた2020年”に?

”2020年”という年が、4月1日現在に至るまで、こうした展開になってゆくとは…。 1月…年始は穏やかな良い天気が続いた。15日出発の家族とのミャンマー旅行、そして25日からの友人たちとの草津行きに備え、体調に気をつけて過ごした。新型コロナウィルスはまだ…

”別世界”の海。

この3週間ほど、”自主隔離”に近い生活が続いていた。 日常の時間がよどんでくる。清らかな空気を胸いっぱいに吸い込みたい。 家族から、海の近くで桜が咲き始めていると聞き、それならばと海へ向かった。 海への道の途中、店先に植えられたローズマリーの花…

アンダーコントロール

3月12日。今日、友人から届いたメールには、『mi・ra・i・e つなごう・未来へ 出版で働くものだからこそ、できること』(No.38 2020年3月10日)が添付されていた。 「あれから9年、アンダーコントロールの現実」と題された今号は、7名の方が執筆している。9…

再びの草津④ ~白根神社と光泉寺で~

草津での二日目、宿から”西の河原”に出かける途中、白根神社と光泉寺に立ち寄った。昨年、初めて草津を訪れた際には、『(一人旅なら)寄ってみたいなぁ…』と見上げた場所だった。 二日目の朝は気温が低く、宿の周辺も靄がたちこめていた。外に出ると、眼鏡…

2020年3月10日に。

明日は3月11日…あの東日本大震災から9年の時間が積み重なったのだ。また、今日眼にしたツイートで、シリア内戦も9年に及ぶと知った。 その重過ぎる9年間の現実について、何もかかわらない自分がいる。 先日、突然、自分が緩慢な大きな動きで揺り動かされてい…

再びの草津① ~残雪の林のなかで~

大谷池の雪 昨年の11月末、初めて草津の湯に浸かった。わずか1泊ではあったけれど、その酸性度の強い湯は、私の持病(喘息とセットで長々と付き合ってきた慢性的な皮膚の炎症)に、かなりの…驚くほどの?…良い効果をもたらした。 年が明け、ふと目にした新聞…

2月26日に。

東京でも雪降りとは無縁の2月26日だった。 その2月26日の午後、衆議院予算委員会は野党党首らを質疑者に迎えていた。 そして、夕刻になる頃には、とりとめない思いが浮かんだのだった。『今日、もし大蔵官僚時代の平岡公威がこの場に臨んでいたならば、どの…

相模川河口で。

川面で休むカモたち 2月から新しいノートパソコンを使い始めた。まだ windows10 の導線に慣れない。勝手が違って、ウロウロ・おろおろ、無駄な動きを繰り返してばかり。 毎日、頸も肩もズンと重い。我慢が続く。しだいに我慢ができなくなる。そして、楽にな…

ミャンマーで ⑨ カメラで見てきただけ…その数々。

旅から帰ったあと、東京で友人たちと食事をした。ミャンマーの旅に話題が及び、友人から「なぜ、ミャンマーに?」と問われた。とくにこれといった思い入れはなく、家族の旅に同行した私は、その「なぜ?」という問いに戸惑った。さらに話題は進み、友人はロ…

ミャンマーで ⑧ ”ビルマ”が名前に残る野鳥

ビルマヤブチメドリ(バガン) 早起きが多く慌しいミャンマーの旅。 それでも、宿の庭に出れば、異国の野鳥が啼き交わし、旅心が湧きあがった。 帰宅後、撮りためた写真のなかから野鳥を拾い出し、その名前を調べてみる。なかなか分からなかった鳥の名前は「…

ミャンマーで ⑦ エーヤワディー川は変わらぬ姿で、と思う。

古都マンダレーの西を流れるエーヤワディー川(昔、覚えた名前は”イラワジ川”) 若い頃、毎日の通勤で…その3分の2以上の期間、国鉄を利用したけれど、ボックス席の窓下に備えられていた灰皿が消えたのは、いつ頃だったろう?…平塚駅から東海道線に乗り、東京…

カタルシスの無い『パラサイト』

昨日は温かな陽射しに誘われ、散歩に出た。その帰り道で映画館に寄った。 (本当は、封切りになった韓国映画『パラサイト』を観るために散歩に出たのだ。) 映画を観終えて、頭がふらつくように感じた。 私におよそ想像できていたのは、描かれる”貧困”のディ…

ミャンマーで ⑥ 自由な犬と、もともと自由な猫たち

ミャンマーで私が見かけた犬は首輪や鎖から自由だった。怖いほどに精気にあふれた犬は見かけなかった。みな、とぼとぼと歩いているか、場所を選ばずに、土ぼこりにまみれて、脱力状態にあるか、寝ているか、していた。ただ、子犬は誰かと遊びたそうなくらい…

ミャンマーで ⑤ アーナンダ寺院の11世紀の仏像

12世紀建立のスラマニ寺院で私が見た仏様の多くが坐像・涅槃像であったのに対し、11世紀建立のアーナンダ寺院で東西南北のそれぞれに配された仏像は、巨大な立像(高さ約9.5m)だった。 ガイドさんは「北と南の仏像は創建時の11世紀代のものです。1本のチ…

ミャンマーで ④ 外光が差し込むスラマニ寺院

修理中のスラマニ寺院(バガン):2層の美しいピラミッド型のシルエットはこの位置からは望めない。加えて、地震の被害を受けた仏塔部分が工事中だった。 初めてのミャンマーの旅のなかで、”寺院と呼ばれる建物”を実際に眼にしたことで、私が若い頃から”ビル…

ミャンマーで ③ ”うねる瞼”に出会う。

”うねる瞼”:スラマニ寺院の壁画(バガン) 数年前から、鶴見で開かれている仏教美術の講座に参加してきた。その講座のなかで、先生が何度か指摘した”うねる瞼”・”つりあがる目尻”を持つ仏像や画像の事例が、ずっと心に引っかかっていた。 先生が指摘した一…

ミャンマーで ②

渋滞中のバスの窓から(ヤンゴン 2020年1月20日) 15日は、機内に1冊の本を持ち込んだ。久しく読むことがなかった村上春樹…その短篇集(『女のいない男たち』文藝春秋 2014年)を選んであった。 途中、いつものように頭痛薬を飲んだにせよ、ビルマまでの7時…

ミャンマーで ①

夜空を背景に燦然と輝くシュエダゴン・パゴダ(ヤンゴン 2020年1月15日) ミャンマー…今回の短い旅で初めて訪れたその国について、本当に何も知らなかった(今も何も分かってはいないのだけれど)。 駆け足で巡ったミャンマーから帰ってきた今、改めて、大昔…

曲名は?

暮れからお正月にかけて、壊れかけのミニコンポで、昔のMDやCDを聴く時間がふえた。久しぶりに聴いたMDのなかに、美しい調べのアリアがあり、しみじみと聴き惚れてしまった。何回も繰り返し聴いた。『これ…何のオペラ?…たぶん、ヴェルディ…いや、もしか…

平塚海岸…箱根駅伝前日の静けさ

1日、家族から、今から海に行く?と誘われた。昨日と違って、日没に間に合いそうな時間だった。二日続けて、海へと出かけることにした。 海岸通りの旅館前には、駅伝に出場する大学の幟が並び立っている。明日は朝早くからヘリコプターが飛び回り、町の人々…