enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2013.6.23

再び梅雨の晴れ間となった22日、鎌倉の極楽寺駅から湘南海岸公園駅まで歩いた。
途中、稲村ケ崎七里ヶ浜、腰越の海岸のそれぞれの砂を採集することになった。
鎌倉の海と浜辺の表情は、いつも見慣れている平塚海岸とはほとんど別のものだった。
切り立った崖。浜をおおいつくす夥しい海藻。鉄分を含んだ黒い砂。
西に広がる箱根の山々や海を背後にしりぞけて、江の島が存在感をもって迫ってくる。
正面の大島の大きさ、形も、平塚の浜辺から眺める姿とはわずかに異なってよそよそしい。
鎌倉の海が防砂林を持たないことも、平塚の浜辺の景観との大きな違いだ。
多くの人々で賑わう鎌倉海岸。その渚の砂色の変化を追って歩きながら、平塚海岸のいつもの松林と浜昼顔と浜辺暮らしの猫のことを、ずいぶんと遠くのことのように思った。
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江の島・・・七里ヶ浜から
 
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大島・・・七里ヶ浜から
 
帰宅後、久しぶりに満月に近い月を眺めることができた。
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2013年6月22日の月