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私の第三十四夜をつづります。

2017.4.6 【3月28日の旅】

 2009年から8年を経て、2回目のベトナム北部の旅。
 旅の初日はハノイ
 2日目はハノイから東へ約180kmのハロン湾へ。
 3日目はハロン湾からハノイ近郊のバチャン村を経て再びハノイへ。
 4日目はハノイから南へ約110kmのニンビンへ。チャン・アン渓谷と古都ホアルーを訪れた。
 2009年の時も、また今回も、私はベトナムという国についてほとんど白紙のままで訪れた。
 いつもの一人旅のような緊張感もなく、ただただ、眼の前を通り過ぎる風景を眺めて過ごす旅だった。
 旅先で見かけた人々の、今日も生活していこうとする静かなエネルギーをほんのちょっとだけ浴びて帰ってきた。

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オレンジ色の花の木(ハノイ):一柱寺付近で見た花と同じ。名前が分からない花。
(その後、”無憂樹”という木の花らしい、と分かった。哲学的な名前…。)

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散った花と葉:鳥によって散らされたような(?)花の落ち方。

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重そうなジャックフルーツの実:
これまで一度も食べたことがない果実。どのような味覚なのだろう。
今回の旅では、初めて”青いパパイヤ”の入った料理を食べた。もちろん、そのみずみずしい香り…想像するに、西瓜のような?…を嗅いだわけではなかった。初めに映画ありき、の”青いパパイヤ”。

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のどかなチャン・アンの渓谷

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ベトナムの国花①(チャン・アン渓谷で)

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ベトナムの国花②(チャン・アン渓谷で)

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ホアルーの田園風景:人、水牛、犬、水田、ご先祖様のお墓。日本の田園風景がだぶってしまう。

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ブーゲンビリア(レー・ダイ・ハン祠で):
10c末~11初頭の前黎朝(レー朝)の時代は、ちょうど歌人相模の少女時代と重なる。やはり、もっと勉強してから旅に出るべきだったろうか。丁朝初代皇帝ディン・ティエン・ホアン、次の前黎朝(レー朝)の初代皇帝レー・ダイ・ハン、そして彼らの妻となった皇后(ズン・バン・ガー)と息子たちにまつわる”お話”は、権力者たちの蠢きを思い浮かばせるような…日本の王朝の”物語”にもありそうな…内容だった。