enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2017.12.26

 2017年も残り少なくなってゆく。少しさびしい。そんな時は忙しそうに動き回るに限る。
 それに、年を越す前に、浮世の用事も少しは片づけなくてはならないのだし。
 
 エイヤっと早起きし、勤勉な通勤客たちに混じり、東海道線から相模線に乗り換えて北に向かう。
 雲ひとつない冬空。
 電車の窓からは鮮やかな大山~丹沢の峰々、そして眼が醒めるように白く輝く富士山が望めた。

 午前中に一仕事したつもりになって、再び平塚駅に戻る。
 南口の階段を降り切ると、冬の陽射しと噴水の水しぶきを浴びる人魚像の姿が目に入った。
 公園の花々がすっかり冬越えの手入れをされ、土の色が大きく広がっている。
 小さな公園も、新しい年と新しい季節を迎えようとしているのだった。

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12月26日の噴水(南口駅前の公園)

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12月26日の薔薇(南口駅前の公園)