時に、『疲れた…もういい…もういい…』と心がつぶやく。何もかもに、そんな気持ちになる。
軽薄で投げやりな老人のいっときの気分。ただのわがままな気分。
みな、生きている限り、生きなければならない。
情けない老人は、気を取り直し、折り合いをつける。
たいていは、ちょっとしたことに生きる励みをもらう。気を取り直す。そして、ささやかな折り合いをつける。その繰り返しだ。
今日の私は、二つの元気をもらった。立憲民主党・枝野議員から。そして、鶴見で聴いた講座から。
情けない老人のわがままな気分が許されるのは、たぶん人生最期のその時なのだろう。
「もういいよ…」と許される時が来るまで、情けない老人は、毎日、まわりから元気を分けてもらって生き続ける。