昨年1月、新聞記事で”ハノイの花売りハインさん”を紹介する記事を読んだ。
”ハインさん”の働く姿が生き生きと伝わってきた。
『あぁ…。こうして、ハノイの人々を日々見つめて、記事をまとめ、日本に送っている記者さんがいるんだな…』と心に残った。
今回も、次のような”グエン・ティ・スアンさん”の印象的な姿が心に残った。
~朝日新聞 夕刊 「惜別」(2018年3月3日)から引用(抜粋)~
「…スアンはベトナム語で「春」だから、自らハルコサンと名乗った。ベッドにちょこんと座り、丸めた布団を抱きしめて「シミズサン」だと思ってこんな風に寝ているの」と言い、きゃっと恥ずかしそうに笑った。…(鈴木暁子)」
何だか、私もそんな”ハルコサン”に会ったことがあるような気持ちになった。そして、”ハノイの花売りハインさん”や”ハルコサン”の話に耳を傾け、カメラを向けている記者さんの姿まで、見えてくるような気がした。
この記者さんが書くハノイ発の記事を、また読みたいと思った。