enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

11年前の新聞記事。

 2018年の初夏。季節の新しい輝きを感じながら、なぜだろう、強迫的なイメージが繰り返し頭をよぎるようになった。
 そのイメージをさかのぼれば、2007年の晩夏の記憶に行き着く。
 そうだ、そうだったのだ、11年前のあの時も。
 あの時から何も変わっていなかった。あの”空疎と恣意”を本質として、現在の状況があるのだった。
 まさか…再び? まさか2018年も同じように?…悪夢のようなイメージにげんなりした朝。

 ~11年前の『朝日新聞』から~ 
______________________________________________「 安倍自民が惨敗、続投宣言に党内猛反発 2007年07月30日
  安倍自民党が歴史的惨敗を喫した。第21回参院選は29日、投開票が行われ、自民党公明党との与党で、非改選と合わせても参院過半数維持に必要な64議席を獲得できず、結党以来初めて参院第2党に転落した。獲得議席橋本龍太郎首相(当時)が引責辞任した98年の44議席にも遠く及ばず、過去最低の89年36議席に迫る状況。安倍晋三首相(52)は、惨敗の責任を認めながらも続投表明したが、党内からは公然と首相への辞任要求が出ている。 【中略】
  しかし、安倍首相は早々と続投を表明した。「私の責任は極めて重い」と認めたが、「基本的な政策は間違っていなかったと思うし、国民のご理解をいただいている。反省すべきは反省し、新しい国づくりを進めたい。改革を続行する約束を果たすのが私の責任」と繰り返した。安倍政治への「NO」が惨敗という形になっても、「国民の理解をいただいている」と言い張った。「政権運営は厳しいが、信念を持って野党の話にも耳を傾けて結果を出していきたい」と、独りよがりの理論を並べた。【後略】  」
______________________________________________