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私の第三十四夜をつづります。

おきなわ(4)


 今朝、「辺野古に土砂 年内にも」という新聞報道を眼にした。
 そして現実に、辺野古埋め立て用土砂の搬出作業が始まったことをネット上で知った。
 
 確かに沖縄は遠い。辺野古の海は遠い。本土の人々にとっては遠い。
 遠い沖縄で進行している出来事は遠い。名護市安和の小さな桟橋で進行している出来事は遠い。
 
 でも、もしそれが平塚港の桟橋だったら…と想像する。
 私は、安和の桟橋で座り込む人々と同じように、平塚の海の前に、平塚の港の前に座り込む…そう思いながら報道に接した。平塚の海と遠い辺野古の海は波でつながっている。

辺野古に土砂 年内にも」(『朝日新聞』2018年12月3日朝刊1面の記事より)
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【11月25日 恩納村本部港伊江島那覇 ①】_________________________

旅の最後の日になった。
恩納村を発ち本部港に向かうバスは、途中、名護市安和の桟橋付近を通り過ぎた。
その場所は、辺野古埋め立て用土砂の搬出拠点(使用できない本部町塩川地区の代替地)になるのではないか、という説明があった、
その周辺に監視カメラが設置されたこと、有刺鉄線が張り巡らされたことから、目下、みなが警戒している場所なのだという。
そうした説明を聞き、私たちは一瞬緊張したと思う。そして、みな、いっせいに窓の外に注目した。
すでに、その時点で、今日(12月3日)の準備が”粛々と”進められていたのかもしれない。

次にバスは、本部町塩川地区の港に立ち寄った。
背後には削られた山肌。目の前には細かい石材の山。本当に、こんなものが、あの海に投げ込まれるのか?

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1 海を埋め立てる石材(本部町 本部港 塩川地区) :
埋め立て用の石材について、特定外来生物の侵入対策規定どおりに洗浄することが困難なことは想像がつく。本土の搬出県から土砂を搬出させない!という運動もあると知った。みな必死なのだ。辺野古の海を失わないために。

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2 ”沖縄の縮図”とされる伊江島へ(本部港伊江島):
平たい陸の中央に烏帽子岩のような山。

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3 伊江島で最初に出会った美しい緑(モモタマナ?)

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4 「ヌチドゥタカラの家 反戦平和資料館」:
真っ白な建物…なぜか、子どもの頃に通った医院の建物を思い出した。

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5 ことば①:阿波根昌鴻 あはごん しょうこう 「わしの夢のこと」(反戦平和資料館)

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6 ことば②(反戦平和資料館)

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7 ことば③(反戦平和資料館)

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8 ことば④(反戦平和資料館)

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9 ハイビスカスの花(反戦平和資料館の庭で)