2006年12月から約12年ぶりに、カンボジアを旅することになった。
前回は5日間の旅でもハードに感じた私にとって、今回の9日間は結構な長旅になる。
しかも、1月末から胃の不調と頭痛に加え、安静時の腰痛が長引いていた。
ポンコツの身体に不安を残し、9日未明に家を出て、粉雪の舞う上野から成田に向かった。
それでも、前日に処方してもらった鎮痛薬が効きはじめ、頭痛と腰痛は何とかなりそうだった。
ともあれ、進むしかない。
17日朝、成田の冷えた外気はクーラーの心地良さに感じられ、その錯覚は家に着くまで続いた。
この薄着の横着のせいで、旅の後半に引いた風邪がぶり返し、今に至っている。
結局、旅の頼みの道連れだったコルセットや鎮痛剤や胃薬は、徐々に遠ざかっていった。
カンボジアの暑さは体力を消耗しても、私の体調にマイナスになるものではないようだった。
また、旅空で月や星(金星?やオリオン座)、朝日を親しい人のようになつかしく見た。日本で見る時と、どこか少し違うようにも感じた。
不安な気持ちのままに出発した私を、緊張をときほぐすように迎え入れてくれたカンボジア。
これから、その旅先の写真を、少しずつまとめてゆきたい。