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私の第三十四夜をつづります。

旅先で見た花①

 9日間の旅のなかで、プノンペンから国道6号線をさかのぼりながら、カンボジア北西部の遺跡群を巡った。強い陽射し、乾いた空気、細かな土埃りのなかで6日間を過ごした。
 ヒンドゥー教と仏教とがせめぎあう混沌とした美術様式についての説明が、連日、これでもか、これでもかと、私の”馬の耳”に注ぎ込まれた。
 それらのクメール文明の遺跡群は、日本の歴史でいえば、飛鳥~奈良・平安時代鎌倉時代初期までに相当するようだった。
 私は苦しまぎれに、聖徳太子聖武天皇桓武天皇鎌倉幕府の第1~3代将軍までの時代の流れを思い浮かべつつ、それらの遺跡群の古さを推し量ったりした。
シェムリアップでは、バプオン遺跡のピラミッド型寺院で「11世紀半ばに建立(1060年頃?)」との説明を聞き、つい歌人相模の時代を思い起こしたりした。)
 
 こうして、喉を干からびさせながら、次々と遺跡を経巡る忙しい時間のなかで、乾ききった土から咲く小さな花、樹木の色美しい花にずいぶんと励まされた。
 名前が定かではないそれらの花たちの写真を、まず時系列に沿ってまとめてみた。

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斑模様のスミレに似た花①(サンボール・プレイクック遺跡で)

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オジギソウ?と小さな白い花(シェムリアップ:”象のテラス”で)

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斑模様のスミレに似た花② (シェムリアップ:”癩王のテラス”の通路内で)

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ヨウサイ〔蕹菜〕~クウシンサイ?(バンテアイ・チュマール遺跡で)

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アリアケカズラ~アマランダ?(ロリュオス遺跡群‐バコン遺跡で)

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小さな白い花(ロリュオス遺跡群‐バコン遺跡で)