2011年3月21日、この”enonaiehon”を…ずいぶんと迷ったあとで…始めることにしたのだった。
最初の日記を書き終わり、「決定」を初めてクリックする時の、あの”クリックすればもう後戻りできない…”というドキドキとした思いをなつかしく思い出す。
それから8年という月日が過ぎ去った。ぽつぽつと、私のささやかな月日を”enonaiehon”にとどめてきた。
その”enonaiehon”も、今年末には、いったん、一つの区切りをつけることになる。
慣れ親しんだ世界を失うのは淋しいけれど、自分の8年間をふり返り、これからに思いを致す機会になるのかもしれない。
すべてに終わりがある…人生の残り時間は少なくなってきたけれど、その限られた時間のなかで、また新たな頁を開くことができれば嬉しい。
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5日早朝、始発電車で小田原に向かい、「ひかり」に乗り込んだ。
仕切り直しの旅。
(そもそも1月17日に出かける予定だったのを、体調がもう一つ不安で延期することにした旅。)
体調も回復し、天気も上々の予報だ。
平塚~小田原~新大阪~大阪~高井田と電車を乗り継ぐうちに、暗く冷え冷えとした空も、澄み渡った青い空へと移り変わっていった。
何人もの人に道を尋ね、声を掛け、また挨拶の言葉を交わした。
そのたびに、優しい言葉やアドバイスをもらった。良い一日だった。
やわらかな黄色の花(アブラチャン?):”御座峰”(龍田山伝承の地)から”磐座”(龍田神社本宮跡)に向かう途中で。