enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2019.5.5

 まだ春なのか、初夏なのか…昨日、初夏の空気に切り替わったように感じた。
 空気のどこかに冷ややかさが残っているのに、夏の光の粒が散りばめられている感覚。
 駅前の人魚姫の公園の薔薇があんなにつやつやと輝いてみえる…初夏の色彩?…4日はそんな日だった。

 次兄に誘われ、海岸公園でフラダンスのステージを見た。
 次兄の娘や孫がフラダンスを楽しんでいることは知っていたけれど、フラダンスそのものも、見るのは初めてのことだった。
 踊り手がまとう軽やかな衣の裾を南風が吹き返す。笑顔をたやさない彼女たちの眼や手指の動きを追ううちに、たゆたう波と同調するように心もほどけていった。
 なんとも平和な日本の休日…ステージが終わったあと、次兄の家に向かいながら、「これからも、こうした平和な時間が長く続くかどうか」…なぜか、そんな話になった。
 「将来、自発的な戦争は無いとしても、巻き込まれての戦争はあるかもしれないし」…新元号のもとでの話題は、初夏の陽射しのように明るく澄みわたっているわけでもなかった。
 次兄の家の庭を抜けてから…ツツジが一斉に咲き並んでいた…海岸に出た。
 浜でもハマヒルガオが一斉に咲き並んでいた。
 同じ平塚海岸でも、西の浜辺では、こうしてハマヒルガオハマボウフウも咲いている。それも、”再生”の手による成果なのだろう。平塚の浜辺には、開発の手より、再生の手が必要なのだと思った。


5月4日の海岸①
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5月4日の海岸②:
高く盛り上げられた砂丘の崖面は、本来の海砂とは異質の、荒い礫がたくさん混じった砂で固められていた。子どもの頃の砂丘はどこに行ったのだろう?
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5月4日の海岸③
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