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私の第三十四夜をつづります。

八重山のチョウ②黒島

 今回の八重山の旅を通して、島々の自然ののどかさ、風土の明るさを感じ続けた。いっときだけの観光客として、その貴重な自然とゆるやかな時間を味わったからこそ、琉球諸島の歴史には、私たちが知らない(知ろうとしない)重い時間の流れのあることを忘れてはならない…そういう思いも持った。

 黒島では、一日、チョウを追いかけて過ごした。子どもの頃、そんな一日を過ごしたことはなかった。70代へと近づきつつある自分が、一心不乱、何もかも忘れて、夏休みの一日を味わったんだな…黒島に降り注いでいた陽射し、行き交う人もない小道の草いきれを思い起こしながらそう思う。

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アオタテハモドキ(黒島):
広がった翅の模様は妖しい隠し絵のよう。

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イシガケチョウ(黒島)

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オオゴマダラ(黒島):
オオゴマダラには何度も出会いながら、その姿をカメラに残すことができたのは、黒島のこの時だけだった。


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タイワンクロボシシジミ(黒島)

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タテハモドキ(黒島)

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確かに、アサギマダラと色が違っている…マントをひるがえす「リボンの騎士」のように?りりしい姿。

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リュウキュウミスジ(黒島)

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リュウキュウムラサキ(黒島)