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私の第三十四夜をつづります。

2019.7.4~七夕まつり前夜の街~

 7月にはいり、ようやく、痛めた足が少し良くなりはじめた…気がする。
 今日は街に出ても、痛みで身構えることがなかった。わずかに足を引き摺る癖がついたままだけれど、気持ちはずいぶんと楽になった。
 
 やや涼しくもある夕方の街は、明日から始まる七夕まつりの準備のさなかだった。
 3日間の七夕まつりの最終日は7月7日の日曜日。梅雨の街は人いきれで100%近い湿度になりそうな気がする。涼しいなかで七夕飾りを見物するなら今日…と思った。

 痛めた足のつごうで、見ることができた七夕飾りは一つだけ。それでも、”令和”の典拠となった『万葉集』にちなんだ飾りは、なかなか愛らしかった。(人形はマネキン風の8頭身ではなくて、頭が大きく、昔話の絵本から抜け出てきたような愛らしさ、あたたかさがあった。)

 地元の人から「梅屋さん」と呼ばれる店の前で、準備作業をしばらく眺めた。ずいぶんと気合のはいった七夕飾りだ。子どもの頃の梅屋さんの木の床の、こげ茶色のコールタールの強い匂いを思い出したりする。
 昔は、季節の楽しみの一つだった七夕まつりも、今では遠すぎる思い出になってしまった。それでも、改元の年の七夕まつりの飾りの準備作業は、ほのぼのと楽しい眺めだった。

 今年の七夕まつり…どうか晴れ間がありますように。

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「祝 令和元年:梅花の宴と万葉集」の七夕飾り(準備中)① 

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「祝 令和元年:梅花の宴と万葉集」の七夕飾り(準備中)②

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「祝 令和元年:梅花の宴と万葉集」の七夕飾り(準備中)③:
なんとも優しげな柿本人麻呂さんはまだ道路の上。

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「祝 令和元年:梅花の宴と万葉集」の七夕飾り(準備中)④:
万葉風というよりは、みやびやかな平安朝風?の額田王

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七夕飾りの準備作業(パールロード

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ベルマーレ色の七夕飾り:「ようこそ!湘南ひらつか七夕まつりへ」(パールロード