enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

歩いて15分の場所

13日、曇り空のなか、往復30分の散歩に出た。

今日から30分の散歩だ…海岸通りを海に向かって歩いてみよう…。
うきうきとした散歩気分はつかのまで、いったん道路に出ると緊張が始まる。
一歩一歩、確かめ確かめ歩こうとしている。どうか、痛みませんように…と。

そんな私の不安を嗤うように、ふいにズキンと短い痛みが走る。
そのたびに、心臓もビクンと反応する。些細な痛みなのに、実に小心な…。

小心者はびくびくしながらも、いつもよりは早めに足を運ぶ。
15分の短い時間のなかで、少しでも遠くまで行き着けるようにと。実に貧乏性な…。

目標にしていた教会に着く。携帯の時刻を確かめると、15分の制限時間より数分早めだった。
『よっし!』と思う。実に単純な…。

こうして、これから時間・距離を伸ばしてゆけば、その先には海があるのだ。
早く良くなって、海まで歩きたいと思う。実にささやかな…。

イメージ 1
海岸通りの教会で