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私の第三十四夜をつづります。

再びの草津③ ~カラマツ林や”西の河原”で~

f:id:vgeruda:20200303102448j:plain             足跡は途中で分かれて…?

 

宿のまわりにはカラマツ林が広がっていた。
二日目、宿からスタートする”午後の自然散策”に参加し、カラマツ林に向かった。
長靴に履きかえ、ガイドさんたちと一緒に雪道を歩く(ほとんど小学生の気分だ)。

残雪がまぶしい林のなかで、にぎやかに言葉を交わすのは私たちだけだ。

今は息をひそめている生き物たちの、過去の気配を探しながら歩く。
キラキラと輝く雪にも、木の肌にも、彼らのメッセージが隠れているのだった。

 

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朽ちた樹に残るキツツキの仕事跡

 

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木肌に残るクマの爪跡

 

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リスが松ボックリの種を食べた跡:
”森のエビフライ”という呼び名を教わり、みな、納得する。

 

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アカゲラ?の羽根:
あの姿の中に、水玉模様の羽根を持っていることを初めて知る。オシャレ!?

 

 

二日目と三日目、”西の河原”へ野鳥を探しに出かけた。
川から立ちのぼる湯煙の中で目を凝らし、首が痛くなるほど樹上を見上げ、ひたすら、鳥たちの啼き声、すばしこい動きを追いかける。

何もかも忘れてしまう天国のような(?)”西の河原”だった。

 

【”西の河原”で暮らす鳥たち】

f:id:vgeruda:20200302120021j:plainクロジ:
歩道を行き来していたけれど、近づく人を警戒し、道脇の茂みに隠れてしまう。枯れ葉と同じような地味な色。

 

f:id:vgeruda:20200302121719j:plainカシラダカ
ゴジュウカラと一緒に、地面をつつき歩くのに忙しい。いったい、そんなに美味しいものとは何? 

 

f:id:vgeruda:20200302121200j:plainゴジュウカラ
シジュウカラとの違いを教えてもらう。でも胸が写っていなかった。

 

f:id:vgeruda:20200303130611j:plainカルガモ
人の姿を見るや、公園の鳩のように近づいてくる…何かあげたくなるけれど。

 

f:id:vgeruda:20200303133651j:plainヒガラ:
いっときもジッとしていない。偶然の1枚。
〔”小柄”だったけれど、”コガラ”ではなく、”ヒガラ”なのでした。〕

 

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シジュウカラ
平塚でもよく見かけることができる小鳥は、君だけだったよ。