enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2020年3月10日に。

 

明日は3月11日…あの東日本大震災から9年の時間が積み重なったのだ。
また、今日眼にしたツイートで、シリア内戦も9年に及ぶと知った。

その重過ぎる9年間の現実について、何もかかわらない自分がいる。


先日、突然、自分が緩慢な大きな動きで揺り動かされているような感覚があった。
地震か?』と思った。一瞬ではあったけれど、あの9年前の揺れにも似ているような感覚だった。
そして2020年の今、日々の現実のなかで進行する感染症蔓延の様相は、世界にとって緩慢な地球規模の地震のようなものでは?と思った。

この様相がこのまま収束してゆくのか、本震はこれから来るのか、誰も見通すことはできない。

9年たって、この2020年時点の自分、あるいは日本の姿を、どのような位置づけで思い出すのだろう?

また、その9年間はどのような時間として思い出されるのだろう?(生きていれば70代後半の私に、遠く問いかけている2020年3月10日の私がいる)。

 

【3月10日は私の父の誕生日であり、東京大空襲の日でもあり、そのことを思い出しつつ通り過ぎる日付だ。先の戦争で父や母がもし死んでいたならば、私は存在していない。そんなことも思ったりする3月10日なのだ。】