enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

9月半ば…雲間の向こうの光。

 

年老いて、いつのまにか澄んだ瞳、輝く瞳、まっすぐな気持ちを見失った今だからこそなのか、いつのまにか光を失った国の現実の姿を日々、まざまざと目の前に突きつけられて気が滅入ってくる。


今こそ、明るい瞳、未来や世界が広がってゆくような瞳を持つ人に、国の政治を託したいと思うのだ。
今こそ、自己実現のためではなく、広く人々のために公正に権力を用いることができる人、”実”のある言葉で分け隔てなく人々を得心させ、励ますことができる人、ごまかさずに、失敗したら潔く責任を取ることができる人、そういう人に国の政治を託したいと思うのだ。

 

その人に、聖人君子の人格、超人的な能力を求めているわけではない。
自分のビジョンを私たちに率直に語りかける人…そういう政治家が思い描いている”国の姿”というものをちゃんと見て確かめたい、ちゃんと理解してみたいだけだ。

 

希望をもって安心して生きてゆける”国の姿”を人々と共に思い描き、追い求めてゆく人はどこに?

共に思い描き、追い求めてゆくことを問われているのは、人々自身だ。

今は行く手に大きな雲が広がっている。
その雲間の向こうにきっと、希望の光を育ててゆく人々がいる。
今だからこそ、その未来を信じる2020年9月15日。

 

〔今、衰えてゆく夏〕

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