enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

”胃痛・頭痛メモ”

 


 

9月も終わってゆく。

9月になって、待ちかねた涼しさにホッとするうちに、胃のあたりが、いつにもましてドロドロ・モヤモヤとぐずつき始めた。
きっと、長かった暑さが胃に応えたのだと思い、手っ取り早く市販薬に頼ることにした。
食事もお粥に切り替える。日に何度も飲んでいたコーヒーもやめてみる(今は亡き義姉に薦められて飲むことになったルイボスティーはそのまま飲み続けた)。

毎日、祈るような気持ちで胃薬を飲むが、なかなか効いてこない。そのうちに、何か月も鳴りを潜めていた頭痛が始まった。胃が悪いというのに、頭痛薬も飲まなくてはならなくなった。

胃と頭の隅っこに何か厭なモノが棲みついた9月。

9月も終わりかけて、ようやく、胃がほぐれるような感じが出てきた。
一方、頭痛薬の効果は一日しか持たないのだった。いくら、頭痛持ちの身でも、長い間、頭痛薬を飲み続けるのは、どうにも疚しい。

薬に頼らずに何とかしなくては…と、今回の頭痛の原因をいろいろ考えてみる。
これまでの頭痛は、目まぐるしい都会に出かけ、美術館などの密閉空間で神経を集中したり、気圧変化の大きい飛行機に乗ったり、あるいは周囲の香料などの強い匂いなどでひどくなることが多かった。
しかし、コロナ禍の今はずっと家の中で気ままに過ごしている。
ではなぜ? 
季節の変わり目だから?
涼しくなって体を冷やしたから?(いつも頭痛とほぼ同時に起きる首・肩の凝りに対処しようと、消炎薬やカイロを貼ったりもしたけれど、目ぼしい効果は無かった。)

そして、いろいろ考えあぐねた末に、ずっと怪しんできた出来事にたどり着いた。
それは、かつて一人旅のさなか、いつものひどい頭痛と疲労感が、自動販売機の栄養ドリンクを飲み干した瞬間、なぜか嘘のように雲散霧消してしまった…という体験。

その”奇跡的?な体験”がずっとひっかかっていたのだ。
で、今回、もしかすると、コーヒーをやめたことが頭痛の原因では?と思った。今回の頭痛の正体は、カフェイン断ちのせいもあるのではないかと。

で、今朝、何週間かぶりに、豆乳にコーヒーを混ぜて飲んでみたのだ。

するとどうだろう…重ぐるしい痛みの気配が薄らいでいった。頭痛薬とほぼ同じ鎮痛効果があるようだ。果たして、私の身体は知らないうちに、カフェイン中毒に陥っていたのだろうか? そして、このコーヒー解禁の効き目はどれだけ続くだろうか?(午後になっても、十分に効いているけれど。)

胃痛と頭痛の9月だった…ウロウロしている間に足早に季節が移ってゆく。やれやれ。

 

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月と人魚姫(9月21日)

 

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月と人魚姫(9月27日)