enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

虚ろで哀しい”うわごと”

 

2021年1月も終わろうとしている。
もうすぐ春が来て、また夏がやって来る。

世界が新型コロナウイルスに覆われてから一年。

今なお、弱々しい”うわごと”が繰り返し聞こえてくる。

♫ 五輪は? と問えば ♫

 「安心・安全な大会を目指し…」
 「人類がコロナウィルスに打ち勝った証しとして…」

耳の穴に虚ろな響きが木霊する。
理解不能な言葉は、アオバトの啼き声のように哀しいものだ。
(そういえば、あの「カオナシ」が発する声も、アオバトのように哀しい響きだったような…)

日本政府は、昨年来、コロナウィルスに打ち勝つ意欲を示し続けているけれど、このところの私は、昨冬の蜂窩織炎、現在の口唇ヘルペスと、細菌やウイルスに負け続けている。

正直、うんざり。

私も、ぜひ、細菌とウイルスに打ち勝った証しとして、安全・安心な日々を過ごしたい…今夏と言わず、今すぐに。

【人魚姫の公園で(1月25日)】

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黄色の「クロード・モネ」         固くつぼんだ「織姫」