enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

密室で選ばれた後継者は、密室で自分の後継者を選ぶ。

 

今日12日の朝刊1面 top の記事に、二人の長老の顔が同じ大きさで載っていた。

それぞれのタイトルは
「森・五輪組織委会長 辞意 女性蔑視発言で引責 相談役で残留へ」「川淵氏を後任指名、受諾」

 

あの時のことを思い出さずにはいられない。
あの時も、”突然の病に倒れた首相の後継者”について、党有力者の数人が密室で会談し、次の総裁・次の首相が誕生したのだった。
あの時も、『この人たちは、こんな形で、こんなふうに選んでしまうのか?』と思った。
あの時も、密室談合で誕生した総理大臣というものの正統性について、大きな疑問符がついたことを覚えている。
あの時から20年余。

~今の居心地も悪くない。変われない。変わりたくない。このままでいたい。~ 

年齢を重ね、現在の私は、そんな気持ちも分からないではない(残念ではあるけれど)。
そして、どうしても変われないなら、適切な形で適切な人に代わってもらうことならできるはず、と思う。

なので、

~代わるべき時が来たら、代わりましょう。そして、新しい人に、新しい世界に向かって、今の世界を変えていってもらいましょう~