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私の第三十四夜をつづります。

白梅の花びらも散ってゆく

 

22日、総合公園の梅林を訪ねた。

久しぶりに出かけた総合公園の樹々には、やわらかな風とうらうらとした光が届いていて、”進んだ春”の空気が広がっているように思えた。
それでも、この季節の人々の姿は、桜の季節においてよりも、どこか慎ましく初々しく見えたりする。
(春のゆるみに浮かれてはいない…ほのかに浮き立つものが見えるような…。)

 

梅林の小道に行き着くまで、梅の花の香りは少しずつ濃くうつりかわってゆく。
(マスクを通してまで、梅の香りは公園の一角を十分に覆っていて、そのことで、梅の花がすでに満開となっていることが分かった。)

 

紅梅そして白梅が香る梅林の小道をゆっくり、ゆっくり巡ってゆく。
(不思議なことに、梅林の中の香りは、思ったより濃厚ではないのだった。)

 

立ち止まっては、白梅の枝先の空を眺める。

白い花びらが一枚、ひらひらと流れる。

舞うごとくでもなく、吹雪のごとくでもなく、ひらりひらりと散ってゆく。
散る姿もそれらしい白梅の花…。

 

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【咲き始めたばかりのオオシマザクラf:id:vgeruda:20210223163237j:plain

 

 

【”野鳥の池”で】

 

風切羽の形が鮮やかなヨシガモ:三日月形に垂れる羽根は、尾羽ではなく、三列風切というものだと初めて知る。何もかも、私には”奥が深すぎる”。f:id:vgeruda:20210223165221j:plain

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疲れた姿のムラサキツバメf:id:vgeruda:20210223165325j:plain