2018年8月末、上高地で花や蝶を追いかけたことがあった。「いつかまた上高地に…」と思いながら6年が過ぎた。
今夏、猛暑の翳りを感じはじめた頃、台風の進路を危ぶみながら上高地に向かった。
6年前の上高地では、穂高連峰の鮮やかな姿を眼にすることはできなかった。
2018.9.30 ~晩夏の七日間~ (7) 上高地 - enonaiehon (hatenadiary.jp)
今回は、梓川沿いを行きつ戻りつしながら、大正池から、田代池・田代湿原から、宿から、穂高橋・河童橋から、岳沢湿原からと、さまざまに表情を変える山容を楽しんだ。
2024年の晩夏の三日間で眼にした上高地の姿をアルバムにした。
(見る位置で姿を変える峰々…もしかすると山の名前を間違えている可能性も?…かなり情けない。)
~山々の姿~
宿から見る「三本槍」~「霞沢岳」
「三本槍」二景
大正池から見る穂高連峰:
「大正池」=立ち枯れの木…と刷り込まれた世代には、ちょっと寂しい景色にも見える。
44年前の大正池(1980年5月撮影)
大正池から見る焼岳
田代池から見る六百山?それとも霞沢岳?
岳沢湿原のデッキから見る六百山
田代湿原から見る穂高連峰(たぶん?)
明神岳の絶壁に開く岩窟
梓川(河童橋南西)から見る「岳沢小屋」:
岳沢登山口で、山から下りてきた人に出会った。
まだ30代だろうか、髭の影も濃く、表情にやや疲れをにじませてはいたけれど、確かな足取りだった。思わず「どこに登ってきたんですか?」と声をかけた。
「前穂高!」と返ってきた。
「いつ登り始めて?」とさらに尋ねると、通り過ぎた後姿から「今朝!」という返事が届いた。
「え~ッ!」(若いって、そういうことなんだ…と思った。こちらは朝ゆっくり温泉につかって散策をしただけで充分に疲労感があるというのに。)