enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2014.5.6

 一昨日、昨日、今日と早起きが続いた。
 一昨日は何となく。昨日は地震で。今日は仕方なく。
 だからなのか、昼間、横になりたくなった。
 気管支がヒューヒューと鳴っている。呼吸は苦しくないので気にせずに眠ってしまった。
 目が覚め、昼寝をしたことを後悔する。身体も心もが重く淀んでしまった。
 外に出ると、東の空は鉛色に沈んでいた。弱々しい陽ざし。肌寒い風。
 海岸に着く。今日の心象の色合いが浜辺にも広がっていた。
 渚で小さな紫の貝を拾って帰る。
 貝の紫色を見て、同じ色合いを思い出した。
 今春、初めて咲いてくれたクリスマスローズの花。色褪せたあとに摘み取って、そのままにしてあった。その乾いた花色と同じ色。
 
浜辺に立てられた柱
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紫色の花と貝
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