enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

追記:「實雄法印の塔」(高瀬慎吾) から

今回、「八幡別当 成事智院」について復習した機会に、高瀬慎吾氏(1900~1991)のコラム(『広報ひらつか』№186 4月号 1967年4月15日発行)も、ここに抜粋・引用しておきたい。____________________________________ 新…

追記:『平塚市史』による「成事智院蹟」

これまで、11~12世紀の相模国府の景観を思い描くなかで、12世紀代の八幡宮を相模国府中枢域の「八幡」の地に置いてイメージしてきた。そして、その「八幡」の地(上高間)にあった「八幡別当 成事智院」が、1609年、現在の平塚八幡宮の地(旧・八幡新宿)に…

『廻国雑記』の「八幡といへる里」前後のルートについて

平塚の八幡の当初の位置について考えてきたことをおさらいしたあと、『廻国雑記』での道興准后の相模国通過ルートを、図書館の『日本歴史地名大系 神奈川県の地名』(1984年 平凡社)などで調べ直してみた。現時点で気になったことをメモしておこうと思う。 …

あらためて ”平塚八幡宮と八幡” について

25日午後、平塚市史 刊行記念 講演会(「お寺と神社からみた平塚の歴史」)に出かけ、お二人の講師(菅原昭英氏、鈴木建人氏)による講演、館長や講師陣のディスカッションを聴いた。 詳細で具体的な資料とエネルギッシュでわかりやすい語り口に思わず引き込…

写真メモ:20230610

6月10日、薄曇りの陽射しのなか、武蔵野台地の北縁部を歩いた。 尾久駅から赤羽駅まで、坂道を上り下りし、石神井川を渡り、最後は「日光御成道」のルートも歩いた。これらの高低差のある地形を地図と身体で確かめながら、さまざまな時代の痕跡をたどった。 …

常念岳の麓へ(3)

旅の四日目。あっという間に旅の時間が過ぎてゆく。 【6月8日(木)⛅】 明日は再び鈍行電車で平塚に帰る。安曇野を歩くのも今日が最後になるのか…。まず家族と「田淵行男記念館」を訪ねる。 想像した通りの「田淵行男記念館」だった。初めて訪れたような気が…

常念岳の麓へ(2)

旅の二日目の6月6日。朝9時前、ホトトギスの一声を耳にしながら宿を出た。戻ったのは16時過ぎだった(7時間のうち、宿との往復で2時間を費やしていた)。 今回の旅の目的地…「アルプスあづみの公園」では、全体の半分を歩いたところで時間切れとなった。サン…

常念岳の麓へ(1)

6月上旬、どうやら天気は持ちそうだった。 朝早く、鈍行で穂高に向かった。(家族の旅の目的はほぼ一つ…オオルリシジミ。そして同行する私の望みは、南豊科の友人に数年ぶりに会えるだろうか…というものだった。) 結局、家族は今季最後のオオルリシジミに出…