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私の第三十四夜をつづります。

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

”今日よりは 顧みなくて america の 醜の御楯と 出で立つわれは”

今朝もベランダには初夏の陽ざしがあった。ふだん通りの時間が流れているのに、そこに漠然とした不安も潜んでいる。 今朝の朝日新聞のTOP記事…23日に行われた日米首脳会談について…にも、そんな漠とした不安の種があった。 ーーーーーーーーーーーーーーーー…

待っていたのは、湖のような海。

20日、曇り空に誘われて海に向かった。 4月からくり返してきた蕁麻疹も、処方薬のおかげでようやく鎮火しはじめた。そんな”病み上がりの肌”には、ピーカンの空より、さりげない薄曇りの空が付き合いやすい。 久しぶりに訪ねた海は、琵琶湖のように控えめで大…

観ないとわからない何か…。

つい先延ばしにして5月も半ば…18日、ようやく「メトロポリタン美術館展」を観ることができた。 新国立美術館の予約時間の前に、近くのサントリー美術館まで歩いてみた。 大きなビルの奥まったところにサントリー美術館はあった(思えば、移転前も移転後も、…

辺野古の海の輝く虹を見るまで。

沖縄が日本に返還される…そうした報道に接した時、私はまだ20歳で、沖縄は遠い南の島の一つだった。そして沖縄について何も知らないままに、”日本にとって明るい大きなニュース”として受けとめたように思う。 昨日の朝日新聞朝刊の読者投稿欄には、その後の…

Tさんに。

私が日々立ち寄る人魚姫の公園には、今、薔薇の香りが満ちています。 そして今日、Tさんに報告したいことがあります。 かつて共に携わった整理作業のことなのです。 道半ばで立ち消えになってしまっていたあの作業については、もう動き始めることは無いのだ…

光と影の季節

ベランダの小さなスミレたちは勢いを失い、緑の葉が生い茂るばかりになった。 初夏の光を避け、家の中でとりとめのない時間を過ごす日々。 午後になり、陽ざしが少しだけやわらいでくる。ふと、『Both Sides Now』の旋律が思い浮かんだ。初めて、白鳥さんが…