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私の第三十四夜をつづります。

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

秋を待つ:1986年のドレスデンの写真から

今日も残暑の一日…ただ、風が戻ってきている。部屋を吹き抜ける風に、レースのカーテンは大きくはためき、遮光カーテンも重そうに躍っている。 残暑に一区切りつきそうな8月末。海からの風が戻ってきた分だけ、圧迫されるようだった呼吸も少し楽になっている…

「ゼンパー美術館」とは?

耐えがたい残暑だ。 この数日、朝から南の窓のカーテンを閉め切り、人工的な光のもと、扇風機を2台回しての修行(?)が続く。 ただ夜が来るのを待つだけでは苦しい(なぜ夜を待つかといえば、夜になれば冷房をつけることにしているから…2011年の夏以来のや…

22年の1月には…。

25日、夕刊を見ていた家族が「フェルメールの記事が載っている…」と声をかけてきた。 夕食後に読んだその記事はベルリンから届いたものだった。タイトルは「名画に現われたキューピッド」。 フェルメールの作品『窓辺で手紙を読む女』の当初の姿が、修復によ…

新しい季節のはじまり。

8月の満月の夜、横浜市長選の結果が出た。 IR誘致の流れが止まった。 今年は、立秋を境に、本当に秋の気配が漂いはじめていた。 これまでにないような新しい季節は、こんなふうに始まるものなのだろうか。 いつも通りではない、新しい季節が始まっているこ…

知花さんの言葉に励まされる。

8月の半ばの異様な降雨。各地で被害が続く。コロナは燃え盛り続ける。日本で、世界で、日々、負の世界が広がってゆくのをただ眺めている。 そんな長雨のなか、緩んだ気分のままに、今日の朝刊を開く。いつもと違った感じに心が騒いだ。知花さんの写真とイン…

「真夏のマッシロな不安」

8月に入って、日中の暑さがこたえ始めてきた。 蝉の声が、真昼間の白い光を乱反射させて響き渡る日々。時に、頭の中がマッシロに空洞化する瞬間がある。 で、相模国府域とその周辺の遺跡で馬歯・馬骨を出土する地点…そんなことを調べていると、貴方はなぜこ…

2021年8月3日に想うこと。

~私からのお願い~ 2021年8月3日 菅 義偉 総理大臣殿 貴方が基礎疾患をお持ちでないとして、今後、新型コロナウィルスに感染し、軽症・中等症と診断された際には、私たちと同じように「自宅療養」されることを私たちに約束してください。そして、その「自宅…

「サツキ」ちゃん、そして図書館。

7月最後の日、朝から図書館に向かった。なぜか、街中の裏通りではなく、大通りを選んだ。交差点の歩道橋を昇り降りして八幡様の下にさしかかると、突然、頭の上から人の声がした。日傘を傾け、八幡様の石垣を見上げると、囲われた斜面に小さな馬の姿があった…