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私の第三十四夜をつづります。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

カタツムリとトンボ(平塚海岸の林で)

5月後半、思いがけない場所で、かなりの数のカタツムリの姿を目にした。 子どもの頃は、生垣のどこかに潜んでいたカタツムリだったけれど、最近ではまったく見かけることがなかった。(ちなみに、身近な場所からカタツムリの姿が消えていることに気づいたの…

2020年5月に思う。

浜辺で暮らす猫 2020年5月もそろそろ終わってゆく。人魚姫の公園の色とりどりの薔薇たちも、重く重なり合う花びらをはらはらと散らしはじめている。早くも、次の季節へ向かう兆しを見せている。 人間もあんなふうに、心や肉体や生活を覆う皮膜を季節ごとには…

図書館へ出かけるということ。

先週半ばから図書館の予約受付が再開された。嬉しいニュースだった。 思えば十数年前頃からだったろうか。身近な図書館・博物館・美術館などの文化施設が、財政・経済効率上のさまざまな締め付けのもとに、本来の運営に発揮すべきエネルギーを消耗し、疲弊し…

”呪符木簡なるもの”にすがる2020年5月。

「検察庁法改正案 森法相が答弁へ きょう衆院委員会 採決のかまえ」(朝日新聞 2020年5月15日 朝刊)_________________________________ 15日の朝刊1面の記事を眼にして苛立つ。午後の内閣委員会の中継をネット視聴して、…

”Foyle's War ”を見る。

巣ごもり暮らしが続き、5月となった。この数日、ネットで公開中の『刑事フォイル』というドラマに魅入られ、うつつを抜かしている。 非日常的な2020年の日本から、さらに非日常的な1940年代のイギリス・ヘイスティングスへと、PC画面の扉から入り込んで90分…