enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

四月の薔薇と菫。

今日28日は佳き夜となった! 民主主義を祝福し、ささやかなお祝いとして人魚姫の公園で撮った薔薇を『enonaiehon』に飾ってみる。(安曇野の友人ともメールで喜びあった。一緒に乾杯できないのが残念だったけれど。) クリムゾン・グローリー イレーヌ・ワッツ あと、悪条件と…

【写真比べ】1988年と2024年の室生寺五重塔

先の「3月末の葛城古道そして室生古道。」の記事 3月末の葛城古道そして室生古道。 - enonaiehon (hatenadiary.jp)を受けて、1988年末に室生寺を訪ねた当時の写真(スライドをのちにデジタル化したもの)と、2024年3月末撮影の写真(前記事)を比べてみるこ…

3月末の葛城古道そして室生古道。

ベランダのスミレの花を見て、今春3月末に葛城山東麓の道、そして室生の古道を少しだけ歩いたことを思い出した。 短い旅だった(桜の開花には1週間ほど早過ぎて、梅の花が美しかった)。帰宅後、その旅の写真をまとめることなく、1か月近く経ってしまった。 …

薔薇が咲いた!

4月20日…初夏を思わせる陽気だった。 人魚姫の公園でまっさき?に咲いた薔薇の名は「クリムゾン グローリー」。 人魚姫の公園では、晩秋にしおれて生気を失ったあと、薔薇たちはずっと眠ったままだった。 刈り込まれてからずっと、春になるまで静かに休むし…

千手観音立像の面差し。

19日朝、大磯に出かけた。 まず、高来神社にお参りする(お正月に初詣した時の記憶もすでに朧げになっている。社殿の外にはお神輿が出され、新緑の境内では、湘南平をめざす?グループが準備運動にいそしんでいた)。 参道の桜吹雪を踏みながら、慶覚院の仁…

「ひらつかの春のはまべに降る光 なみまがしわにながらみに」

4月初旬、家族に誘われて海に出かけた。 いつもは小暗い印象の松林が、木洩れ日で明るくなっている。松葉の枯れ葉を踏みながら、公園のなかの道をゆっくり歩く。アマドコロ、シャガ、サツキ、ハナズオウ、ニチニチソウ…緑と茶色の林に彩りがもどってきていた…

『小説家の休暇』の断片。

暇にまかせ、ぐるぐる思いめぐらすなかで……現在の自分という存在を形づくる意識というものは、結局は若い頃のそれと切れ目なくつながっているのだな……と思い至った(しごく当たり前なことなのだけれど)。 で、先日、歌舞伎座に出かけたことも、やはり過去に…

『神田祭』の鳶頭に涙する夜。

9日夕方、有楽町駅に着く。駅前の桜は、ずっと吹き荒れていた風雨にも耐えて、ほんのり明るく咲いていた。 前回『桜姫東文章』を見てから4年ぶりの歌舞伎座だった。「四月大歌舞伎」の絵看板を眺めたあと、天井に間近い3階席にたどり着く。今夜、再び仁左衛…

道路状遺構の剥ぎ取り資料を見て。

6日、平塚市博物館に出かけた。 開催中の春期特別展「ひらつかの古道を行く」の関連行事として、考古学の講座を聴いた。できる限り、こうして特別展を見学したり、講座・講演を聴いてみたりするけれど、分からないこと、知りたいことがふえてゆくばかりだ(…