enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

新聞記事に出会うこと。

毎日、テーブル上の新聞を開いても、じっくりと眼を通す記事は少ない。ほとんどタイトルをふんふんと追いかけるだけの面(スポーツや金融情報の頁など)もある。その一方で、”不”読書家の私にとって気重になるほどのボリュームで迫ってくる土曜日の「読書面…

軽石のように軽く…。

1月24日の富士 1月がもう終わってゆく。『まさかの3年目…』と思う。 昨秋、『来年こそは…』と甘く夢見ていたのに。新しい手帳に特段書き留めることもなく、淡々と消え去ってゆく日々。こうした平坦な日々を、地球上の誰もが手にしているわけじゃない…と思い…

冬の薔薇もまた、薔薇だ。

冬の薔薇は凛々しく凍えている。 かじかみ、ちぢみ、しおれ、それでも咲く。 わずかに潤う土。淡い陽光。 土から、空から、吸い込まれた力が、その花弁の先端のやわらかな色彩へと移り届くのだろうか。 冬の薔薇もまた、薔薇なのだと、凍えながらも、芯のあ…

冬枯れの世界

『ジェネレーション・レフト』をようやく読み終わる。(レフトはレフトでも、”去った”世代の私の場合、読む本の些細な誤植などは目に飛び込んできても、肝心の内容のほうはなかなか頭に入って来てくれない。) 世代は時代から生まれ、時代は世代を置き去りに…

はてさて…いやはや…やれやれ…。

1月10日の空と海 昨年末、MDウォークマンが壊れた。現在の住まいに移ってから使い始めたミニコンポは、MD部分が先に壊れた。その後、CDはミニコンポで、MDはウォークマンで再生していた。しかし、そのウォークマンもついに、己の使命を忘れて空回りするだけ…

年越しの季節をやり過ごし…。

あぁ…三が日が終わろうとしている…ここで、毎年、ホッとするのだ。 あぁ、明日からまた何でもない日々を過ごせるのだと。 子どもの頃は学校に、大人になってからは勤め先に、私なりに真面目に通った。 これから先の見知らぬ長い時間への不安が、負の動力にな…

どんな一年に?

いつからなのか、”存在”が存在し始めたし、”時”は動き始めた。”存在”は”存在”を生み、“時”の刻みはとどまることがない…不思議過ぎることだ。たとえば、命という存在は時とともに生まれ、時とともに終わってゆく。(逆に言えば、時が刻まれなければ”存在”は生…