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私の第三十四夜をつづります。

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

大磯町南仮宿遺跡の大型掘立柱建物

30日、横浜に出かけ、「神奈川県発掘調査成果発表会2016」に参加した。久しぶりに県内の遺跡調査の最新情報を見聞することができた。 なかでも、南仮宿遺跡Ⅷ地点(大磯町の警察署新築工事に伴う調査)で、奈良時代の大型掘立柱建物が検出されていることを知…

2016.7.23

一昨日も、そしてカレンダーでは「大暑」の昨日も肌寒かった。夕方の街で、四つ角の植え込みに薔薇がまだ咲き残っていることに気がついた。 近寄ると、ほとんどが枯れてゆこうとする花であるのに、最後の輝きを失わずにいた。そして、梅雨の雨粒をのせた花び…

「デルフォイの御者」とエンペドクレス

7月も半ばを過ぎた。早くも夏バテ(梅雨バテ?)だろうか、心も体も泥沼から抜け出せない。 身体は放射能汚染水の沼にはまったかのように重く沈んでいる。炉心溶融した脳味噌溜まりからは、脈絡なく言葉が点滅したり、出鱈目なイメージが浮かび上がっては消…

2016.7.11

”まつりごと”が終わった11日の静かな朝。西窓からはひんやりとした風と反射光が入ってくる。街のビルの窓ガラスに朝日が姿を映して眩しい。 10日、私の一票を小さな投票箱にさしこんでから、久しぶりに図書館の学習室…本当の名前は”参考室”なのだと最近知っ…

2016.7.8

5月半ば頃から、枕もとに置くようになった吸入薬…7月になって出番がなくなっている。まずはありがたい。その一方で、身体も頭も”スリープモード”に入ったまま、そこから抜け出せない。 7日、陽射しが弱まるのを待って外に出た。平塚の街は8日から”七夕まつり…

2016 .7.4

世界はいつから、こうした暴力の時代に入ってしまったのだろう。 空爆やテロリズムという、国家や組織の規律のもとに爆発する暴力。地域紛争という、宿命のように反芻され続ける暴力。身の周りの人の暗い情動による暴力。 私は、日々漫然とニュースを眺めて…

2016.7.1

30日午後、友人たちに会うために東京へ出かけた。3時に会う約束になっていた。10年前であれば、朝一番に家を出て、都内の美術館などに立ち寄ってから、待ち合わせの場所に向かっていたと思う。 今はどうだろう。なるべくなら、都会空間で過ごしたくないのだ…