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私の第三十四夜をつづります。

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

韮山へ(願成就院~反射炉)

25日朝、家族に誘われて伊豆の国市に向かった。 いつもの電車の窓枠の大きさに切り取られた景色とは違って、相模湾沿いを走る車から、青い海と箱根山が一つながりに見渡せた。 途中、三島大吊橋の近くでは一瞬視界が開け、富士山が姿を現した(みなが「大き…

歌人相模が「竹淵」を目指した道(3)

≪想定外の道筋として歩いた「竹内峠」②≫ 今回、竹内峠・穴虫峠を越える道筋について、ほとんど下調べをしないまま出かけてしまった。 歌人相模の初瀬参詣ルートの想定から外れた道筋…という思いもあった。また、歌人相模とともに初瀬参詣の旅空を見上げるこ…

2018.6.20

梅雨の晴れ間となった昨日の午後、ごく短く友人と会うことができた。 待ち合わせの場所に歩いてくる友人の手には花束。 個性豊かなアジサイが愛らしくまとめられた花束だった。 そして、手提げからは茄子も取り出される。青々としたヘタには細く鋭い棘が立っ…

歌人相模が「竹淵」を目指した道(2)

≪想定外の道筋として歩いた「竹内峠」①≫ 今から約一千年前…おそらく万寿4年(1027)年頃…歌人相模は「神な月」に初瀬参詣を思い立った。そして、その旅のなかで次のような7首の歌を詠んだ。 ________________________________…

歌人相模が「竹淵」を目指した道(1)

今からおよそ一千年前…おそらく万寿4(1027)年頃、歌人相模は“神な月(10月)”に初瀬参詣を思い立った。そして、その旅で7首の歌を詠んだ。 6月初旬の私の旅では、その連作7首(歌番号104~110)のうち、109と110の歌が詠まれた道筋を追いかけてみた。 109…

歌人相模が見た「鍋倉山」

6月初旬の旅…久しぶりに歌人相模とともに歩きながら、とりとめのない問いかけが浮かんでは消えた。 『旅のなかで、貴方の思いは誰に(何に)向かっていたのですか?』 『旅を通じて、貴方の心に何か得るものがありましたか?』 『貴方の旅はどのような道筋を…

2018.6.13 ~与喜山・二上山の麓を歩く(2)~

9日の長谷寺と同じく、10日も当麻寺を参詣する時間は無さそうだったし、実際に無かった。 歌人相模の初瀬参詣想定ルートを探す私にとって、当麻の二上山一帯が、そのルートに係わる可能性があるのかどうか、何一つ根拠が無かった。ただ、想定ルートとして可…

2018.6.12 ~与喜山・二上山の麓を歩く(1)~

9日、すでに梅雨入りした空の移ろいを気にしながら、奈良への短い旅に向かった。 その日の午後、葛城市歴史博物館で講座を聴くためには、晴れの続く日を見計らって…というわけにはいかなかった。 予報されていた雨が降り出したのは10日の16時頃。二日間の予…

It’s the hammer of Justice.

久しぶりにPPMの声を聴いた。 たまたま「天使のハンマー」だった。 いっときだけ、マリーの声が今の私のささくれた気分を鎮めてくれる。 屈託を抱えながら、彼らの歌を毎日飽かず聴いていた遥か昔。 彼らの歌に何を求め、彼らの歌から何をもらっていたの…

2018.6.4 ~礼文島と利尻島:五月の花たち(2)~

<青い花> エゾエンゴサク(礼文町) ハクサンチドリ(礼文町) ノビネチドリ(礼文町) ミヤマオダマキ(礼文町) チシマフウロ(礼文町) <黄色い花> エゾノリュウキンカ(礼文町) キジムシロ(礼文町) クルマバツクバネソウ(礼文町) イワベンケイ①…

2018.6.3 ~礼文島と利尻島:五月の花たち(1)~

五月下旬、最果ての島で出会った花たちは初めて眼にするものも多かった。 名前を間違っているものがあるかもしれないけれど、忘れてしまう前に記録しておく。 <白い花> オオバナノエンレイソウ①(礼文町) ヒトリシズカ(礼文町) マイヅルソウ(礼文町) …

いつもコメントをありがたく拝読しています。

最近、とみに荒んでゆく心のはけ口として、ブログに向かうことが増えています。 友人も家族も「自分の時間を毎日そんな怒りで費やすより、もっと楽しんだほうが…?」と言います。 その言葉はもっともなものと思います。常に怒りや鬱屈を溜め込んだ人になりた…