enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

いまだに宙ぶらりんの日々。

梅雨らしい蒸し暑さが戻った今朝、真夜中に着信していたメルマガを読む。そのメルマガの執筆者は今、ツイッターという言論の場から締め出されている。それでも、メルマガでの彼は健在であるように感じた。 今回、選ばれた題材はアレクサンドリア・オカシオ=…

10年後 … ?

21日 … 夏至の日の夕方、家族は部分日食を見に、海へと出かけていった。 一緒に行きそびれた私は、少し後悔することになった。あとから街に出てみると、梅雨らしい薄曇りの空も外気も、それは心地よかったから。『買い物など後回しにして、海に行けばよかっ…

梅雨空の花たち。

コロナ禍の日々は、心を少しずつ貧しくしているように感じる。摂り込む情報が偏り、心が干からびてゆくのを感じる。 心の淀みに浮かぶ”うたかた”は、宰相の口元にとり憑く式神のような白い小さなガーゼマスクであったり、首振り扇風機のように虚ろな運動を繰…

”熱伝導”者の汗。

梅雨らしい日が続き、南口の公園のバラの花色はすがれてゆくばかりになった。コロナ禍の日々、夕方の買い物の行き帰りに人魚姫の公園に立ち寄っては、そのほのかな草いきれに満ちた小さな自然空間にずいぶんと慰められた。 今日は朝から部屋が明るかった。室…

”I can't breathe” から ”I Have a Dream” へ。

”I can't breathe” ジョージ・フロイドさんが最期に発したその象徴的な言葉が、私には何ともいえない響きで迫ってくる。息ができない…その現実的・肉体的な恐怖も迫ってきて苦しくなる。 『今夜も吸入しなければだめなのか…』『今朝も吸入してしまった…』(…

富豪が語る”憂い”

つい先日、ネットの経済記事のなかで、”bullshit job”という言葉を初めて知ったばかりだった。続いて昨日、『朝日新聞』のインタビュー記事「新型コロナ 富豪が憂える資本主義」(ニック・ハノーアー:起業家・ベンチャーキャピタリスト)を読んだ。 彼は、…

コロナ禍の日々に読む物語

コロナ禍のなかで読みたいと思ったのは、エリック・マコーマックという人の小説(物語)だった。苦手な翻訳本だったけれど、休館前に図書館で『ミステリウム』を借り、休館中に『パラダイス・モーテル』を予約して借り足し、さらにネットで『雲』を注文した…

「傘は要らない」

とうとう6月。そして朝から雨。 ネットや新聞やTVからあふれる世界と日本のできごとが、朝からの雨で降り込められ、自分の内側に向かってくる。それらのできごとから生まれた痛みが、湿度をもって、こちらへと伝わってくる。 まず、ネットで観た動画に胸が苦…