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私の第三十四夜をつづります。

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

秦野市蓑毛~寺山~西田原に残る仏像群(1)

この秋、秦野市で指定文化財が特別公開されることを知り、30日朝、バスで秦野に向かった。 出かける前に、公開中の三つのお寺…大日堂・円通寺・金蔵院…の位置を地図上で確かめてみる。 平塚から金目川に沿って北西に向かい、秦野駅から北上してヤビツ峠~金…

北条時政書状(1203年)を見て、金沢三山を巡る。

金沢山(きんたくさん)からの眺め:中央奥に小さく浮かぶのは猿島だろうか? 26日、友人と金沢文庫に出かけた。 夏に横須賀美術館の『運慶 鎌倉幕府と三浦一族』展を見逃していたので、ようやく念願がかなうこととなった。 2018年に浄楽寺・満願寺や清雲寺…

「唯ぼんやりとした不安」

秋になって、友人たちの近況がポツポツと分かるようになった。 私と同じように、みな、何とかコロナも夏も乗り越え、ホッとした頃合いのようだ。 そして、私の”ただゆるんだままの気分”は、「唯ぼんやりとした不安」と一緒のものになっている。 たぶん、それ…

朝から「ロック」に乾杯!

今朝の新聞の「朝からロック」に励まされた。 このところ、辺野古での抗議活動をめぐって、”さまざまな人々の感想”を目にしていた。私には到底理解できないものがあった。どうにもやりきれなかった。 おのれの70歳という年齢を思い出し、沸騰する思いを何と…

海に行く。

この数日、家事から解放された。一昨夜も昨夜も…何に疲れたのか…良く眠った。 一人で過ごす空間…。時間と意識は、ゆっくりだったり、あっという間だったり、いつもよりさらに、とりとめなく流れてゆく。 20世紀半ばに生まれ、70年の月日が流れたのだと、つら…

秋は来て 君なき空に 風わたる

夏の間に汚れたカーテンを洗い、掛け直した。 扇風機の羽根も拭いて、片づけた。 ほかにも、季節の変わり目は、小さな家事がふえる。 季節の行事には縁のない暮らしでも、家事のなかに季節を感じる。 《2022年秋の月:10月8日・10日》 十三夜の月は欠けてい…

『相模集』の「石田」を探す

今回の一人旅には、長年疑問としてきた、『相模集』の「石田」の候補地を探す目的もあった。___________________________________ 軒の玉水かず知らぬまでつれづれなるに、「いみじきわざかな 石田(いした)のかたにも …

歌人相模の初瀬参詣:淀川②「美豆の御牧」と「淀津」の推定地を訪ねる

一人旅の二日目、重いリュックから解放され、元気よく「淀駅」に向かった。「美豆の御牧(みづのみまき)」推定地に近い「淀駅」前には、偶然なのだろうか、京都競馬場が立地していた。(歌人相模がこの21世紀の「淀駅」に降り立ったなら、周辺の風景から不…

歌人相模の初瀬参詣:淀川①「大川」を訪ねる

11世紀の歌人相模の初瀬参詣ルートを探る旅は果てしない…一を知ると十の疑問が生まれてくる…。歌人相模が詠んだ初瀬参詣7首から、そのルートをあれこれ想定してきたが、彼女がとった道筋はかなり独自なもののようだ。そして、これまで想定してきたルートに…