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私の第三十四夜をつづります。

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

2016.8.29

8月も終盤。 朝方、そして夕暮れどき、物淋しいような風に出会う。夏が果ててゆく、と思う。 いや、体力も気力も果てていくようなのは、自分のほうではないか、とも思う。 今年の夏…熱中症気味の昼間も、寝付きの悪い夜も、とりとめのない疑問が浮かんでは消…

2016.8.26

26日は久しぶりに”おさんどん”の御役目御免となった。 夕方に思い立った、今日こそ海に行こうと。 海への道は、なぜか休日のような人の行き来があった。 『金曜日…そうか、今夜は花火だ…』と気がついた。 夜に再び海へと出直す体力は多分ない。 数年前、浜辺…

2016.8.23

このところ、夕闇のなか、隣家の庭で秋の虫が鳴き始めている。 そして、日中に開いている窓から、セミの声が聞こえなくなっている。 今夏、同じ窓からミンミンゼミの声が聞こえ始めたのが、1か月ほど前(7月23日)だった。 夏も盛りを過ぎたのだろうと思う。…

2016.8.20

昨日、図書館からの帰り道、友人から収穫したばかりのリンゴをいただいた。 今朝、包みを開く。昨年より一まわり、いや二まわりほど大きく育ったリンゴが五つ。 平塚の家庭菜園でこんなに見事なリンゴが生るのだ…と友人の丹精に感嘆した。 「ニュージーラン…

覚え書:長者窪遺跡第1地点

8月初め、「平塚市遺跡調査・研究発表会」に参加した。なかでも興味深かったのが「長者窪遺跡第1地点」の発表だった。 興味のポイントは次のようなものだった(註は、その後に調べ直してまとめたもの)。 *相模国庁の約1㎞北に位置する当該遺跡で初めての…

2016.8.11

「山の日」に海に出かけた。 薄曇りの空…日傘もいらない。海への道には、白いユリ、ピンクのサルスベリ、白いキョウチクトウ、オレンジのヒマワリ、白いムクゲ。夏に咲く花の元気な姿に励まされる。 浜辺では、多くの人たちが「山の日」の祝日を楽しんでいた…

2016.8.9

このところ、海を見ていない。月も、最近やっと、夕方の空にかかる淡く細い三日月を目にしただけだ。 日々の生活に必要なエネルギーのほかに、惜しみなくふんだんに使える体力・気力が余っていない。 余裕がないので、つい、食糧の買い出しよりも、海や月は…

2016.8.8

今日、日中の室内の温度が32度を越えた。 秋は名のみの風の熱さや…。 海上を進む台風の強い風が吹き込まなければ、もっと高い気温になっていたのかもしれない。経験的に、私が何とか耐えられる夏の室内気温は32度台がせいぜいだ。手帳を見ると、7月3日の欄に…

2016.8.6

8月という特別な季節がめぐってきた。 日本の8月のじりじりとした青空には”太平洋戦争”の傷跡が隠れている。降りしきる蝉時雨には静かな悼みのようなものが隠れている。そう感じるようになったのは、いつからだったろう。 さらに、この数年間、『”戦前”とい…

2016.8.2

いつも、家から海まで、家から図書館まで、ほぼまっすぐ南北の道を歩くことになる。 その南北の道は風の通り道になる。相模灘からの風が通り抜け、丹沢・大山からの風が通り抜ける。 夏…街なかでビルとビルの間を、びゅーと高い空から地上まで通り抜けてゆく…