enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2016.8.20

 昨日、図書館からの帰り道、友人から収穫したばかりのリンゴをいただいた。
 今朝、包みを開く。昨年より一まわり、いや二まわりほど大きく育ったリンゴが五つ。
 平塚の家庭菜園でこんなに見事なリンゴが生るのだ…と友人の丹精に感嘆した。
 「ニュージーランドのリンゴのように甘くはないと思うけれど、畑で食べた時は瑞々しくておいしかったから…」という。貴重な実りのおすそ分けに、ただただ感謝。

 さっそくカメラで五輪の形に並べて写真を撮った。そのあと、TVで男子400mリレーの放送が始まった。楽しみにしていた競技だった。あの“デルフォイの御者”の生まれ変わり…思い込みが過ぎるけれど…と感じた選手が、予選と同じアンカーを務めるという。名前はケンブリッジ飛鳥、とはっきり覚えた。そして、若者たちは見事に走り切った。

 一方で、世界の国々のなかで、こうしてオリンピック競技のドラマに酔うことができる人々は限られているのだ、ということも知っている。昨夜もシリアの惨状を伝える写真を眼にしたばかりだったから。
 
 オリンピック競技という場で、多くの国々の選手たちが生命を謳歌する姿を見ながら、だからこそ、世界のすべての人々が平等に平和に共存できる世界を目指さなくてはならないのだ…と思い至った朝だった。

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秋が近いことを感じさせてくれたリンゴたち