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私の第三十四夜をつづります。

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

小さな灯り

30日夜、官邸前の集会に参加した。 若い頃からこれまで、常に仲間とともにデモや集会に参加してきた。 けれど、昨夜は初めて一人で参加した。 地下鉄の駅から地上に出る。 よるべない気持ちになった。自分が立つ場所は自分で決めるのだ。 見知らぬ人々の間に…

2018.3.30

今朝、ベランダのクリスマスローズの一つ目の蕾が花開いた。 ふーっと小さなため息をつくような開き方。 昨日の昼、ベランダで植木鉢のスミレを、夜になってベランダから十三夜月を撮った。 ウグイスのさえずりは聞こえてこなかったけれど、狭いベランダの花…

2018.3.29

朝の光が枕もとにうっすらと届く。起きる時間が早くなっている。 起きようとする心をくじくような朝方の冷え込みも、すっかり遠のいてしまった。 その頃から、厚手のカーテンをかけずに眠るようになった。 じきに、初夏そして盛夏と、陽射しを避けるようにな…

愚弄された国会と私たち

今日の国会での証人喚問には、真実に近づこうとする”証人”も”証言”も存在しなかった。 存在したのは、国会と国民を愚弄するかのような詭弁だった。 不誠実な証人の”詭弁”からにじみ出てきた”絵柄”について、官僚機構について全く無知な私は、次のように憶測…

2018.3.25

24日、ほぼ一年ぶりに高麗山に向かった。 花水川にさしかかると、こんもりと春めいた高麗山が姿を顕した。 全体が眠るような烟るようなパステル調の色合いに変わっていた。 そして、花水川の土手の桜はつぼみの色を濃くして、さては時ぞという風情だった。 …

今となって思うこと。

今となっては運命の悪戯だったのか、ある男が国の最高権力者の座を手に入れた。 国にとって不幸なことだったが、彼は指導者となるには過剰なほどに未熟だった。そして過剰なほどの野望を抱いていた。 彼が発する言葉はあまりに空疎だったので、唇から発せら…

白く発光する国会議事堂

19日夜、国会議事堂前の集会に参加した。 地下鉄駅からわらわらと地上に湧き出た人々は、途中途中で警官達とささやかな小競り合いを交えながら、それでも、歩道に設定された檻の中へと、自ら素直にもぐりこんでゆく。実に良く飼い慣らされた羊の群れのように…

コメントをありがたく存じます。

私のとりとめのない雑文…形にしようのない意識の流れに浮かぶ”うたかた”をすくって書きとめているものです。 ただ、私自身、”私そのもの”の形がどのようなものか分かっていませんし、不確かな意識の流れを信じることができないままです。 ややこしい葛藤はあ…

2018.3.17

東京でも桜がほころび始めた…というニュースをどこか寒々しい気持ちで聞いた17日。 いつもの春と同じように桜が咲こうとしている。 じきに国会議事堂近くの桜も咲き始めるのだろう。 満開となった頃、私たちはどのような気持ちで、その桜を見上げるのだろう…

2018.3.16

ご近所の庭の紫モクレンが花色を覗かせはじめた。 私の部屋のベランダのスミレも日に日に元気になってゆく。 土と水と光というシンプルな環境で、それぞれが自分の季節のリズムを刻んでいる。つい、自分の毎日と引き比べてしまう。 そして、私たちが生きる社…

彼の絶望。

今夜、公文書改竄事件のTV報道は痛まし過ぎるものだった。 「このままでは自分1人の責任に」という言葉が遺されていたことを初めて知った。 彼の絶望がすぐそばに感じられて思わず涙が出た。ひどい。本当にひどい。 彼が選んだ結論は、自分の命を差し出す…

新しい時間が動き出すまで。

テーブルの上に溜まってしまった新聞…1週間ぶりに読み始める。 3月12日夕刊、3月13日朝刊のトップ記事に「財務省」の文字が大きく躍っていた。 平行して、TV報道も慌しく現政権の動きを伝えている。 現政権とそれを支える人々の異様な振る舞いがあぶりださ…

ハノイ発の記事

昨年1月、新聞記事で”ハノイの花売りハインさん”を紹介する記事を読んだ。 ”ハインさん”の働く姿が生き生きと伝わってきた。 『あぁ…。こうして、ハノイの人々を日々見つめて、記事をまとめ、日本に送っている記者さんがいるんだな…』と心に残った。 そして…

2018.3.3

今朝、早起きするつもりが寝坊した。しまった…慌てて起きて、2倍速の勢いで家事を済ませ、家を出る。 陽気が温かくなって呼吸が楽になり、普通に歩くことができる。それだけで嬉しい。 電車に乗り、新横浜で降りるつもりが乗り越した。しまった…気がついた時…