enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2018.3.3

 今朝、早起きするつもりが寝坊した。しまった…慌てて起きて、2倍速の勢いで家事を済ませ、家を出る。
 陽気が温かくなって呼吸が楽になり、普通に歩くことができる。それだけで嬉しい。
 電車に乗り、新横浜で降りるつもりが乗り越した。しまった…気がついた時にドアが閉まった。慌てずに次の駅で折り返す。読んでいた本が面白くて乗り越したのが結構嬉しい。
 新横浜で用事を済ませ、金沢文庫に向かう。
 文庫への坂道には、2月に通い始めた最初から梅が香っていた。そして3月3日の今もまだ咲き続けている。”陽のあたる坂道”というのは、こんな道のことだろうか(小説の内容はこれっぽっちも知らないけれど)。
 文庫の講座まで、少しだけ時間があった。称名寺への隧道を抜けると、空いっぱいに春の陽射しがあった。ベンチに座ってみる…なんて気持ちのよい日。
 いつものように文庫の地下の部屋で講座を聴く。ぼんやりした頭で外に出る。
 駅までの帰り道には、まだ十分に春の陽射しがあった。やわらかな新鮮な空気を浴びただけで、始まりかけた頭痛が引いてゆくような気がした。
 若い頃には、春という季節がずいぶんと苦手だった(と思い込んでいた)。たぶん、春という季節を一くくりにしていたのだろうと思う。

3月3日の称名寺で①
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3月3日の称名寺で②
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3月3日の称名寺で③
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