enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

小さな国に励まされる。

今日眼にした報道のなかで、リトアニアの首相が発した言葉に興味を感じた。 そのロイターの記事には、「ロシアの飛び地、カリーニングラードへの貨物列車による輸送をリトアニアが禁止したこと」に対し、プーチン大統領の最側近が「リトアニア国民が痛みを感…

雨上がりが好き。

昔、『雨が好き』というタイトルの映画があった。観ることはなかったけれど、そのタイトルは記憶に残った。 確かに、昔から「晴れが好き」というより『雨が好きなのかも?』と思うことが多かった。 でもちょっと違う。たぶん、「雨上がりが好き」なのかもし…

梅雨の一日。

今日から数日、家事のルーティンからしばし解放される…少しだけホッとする一日が始まった。 午後になって、ベッドに横になってみる…蜂窩織炎の中心部に小さなしこりを残す左腕をうらめしく眺めながら。 ハッと目が覚めた。いつのまにか、すっかり眠り込んで…

モノクロの美しさ。

先日から、『楽に寄す』の旋律が、くりかえし頭のなかに流れるようになった。(とあるTVドラマの最後のシーンで、その歌曲が流れてからだった。そのソプラノの古風な歌唱は、私のくすんだ心を洗い流すように、台所や街の歩道で、ふと再生されるようになった…

彼女は歌人。

先日、思いもかけない美しい本が届いた。短歌を詠む人からの献本だった。 彼女はとうとうこのように美しい歌集を編んだのだ…。湿疹と蕁麻疹と蜂窩織炎で傷んだ手で、おそるおそる初々しいページを開く。 まっさきに「あとがき」を読み、「著者略歴」へと移っ…

初夏の山道で②

久しぶりの山歩きの1日目は「様似山道」という古道を辿った。瀬を渉り、登っては下り、ひたすら歩いた。カメラの出番がほとんどないまま、歩き通した。天気は下り坂でゴール前に雨が降り出した。 2日目はアポイ岳に登った。天気は回復し、日射しが戻ってきた…

初夏の山道で①

5月の末、久しぶりに山歩きに出かけた。林の中の木洩れ日。尾根道を渡る風。ともかく嬉しかった。張り切って登った。ただ、低山とはいえ、3日続けての早朝からの山歩きは、思わぬ不調をもたらした。 2日目・3日目の登頂後、両掌に激しい蕁麻疹が出た。強烈な…