enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

2015.3.31

風邪が長引いたことで、熱心にうがいをし過ぎたのか。サークル記録集の作業に夢中になり、うつむき過ぎたのか。いや、首の骨が老化しだけなのだろう。風邪がようやく抜けた頃には、首から肩甲骨にかけての痛みで寝返りが打てなくなっていた。 我慢できずに、…

2015.3.28

桜がほころびかけた今日、父母の墓に手を合わせてきた。 親の存在があるから、私はいつまでも子供のままなのだろうか。 60代になっても、ちっとも大人になった気がしない。 両親に親不孝を侘びたあと、空を仰ぐ。 丹沢・大山の屏風のような山影がやけに優し…

2015 .3.24

10代の頃、太陽の光にあふれる外界というものに馴染めない時期が続いた。 できれば光を遮り、薄暗いところにいたい…光を忌避するようになったのはなぜだったろう。 学生生活を終え、何年か経つと、違和感が際立っていた外界や社会に馴染むようにもなった。 …

2,015.3.23

土曜日は茅ヶ崎に、日曜日は厚木に出かけた。 茅ヶ崎では、海側にある古い資料館を訪ね、午後は香川の下寺尾官衙遺跡群を廻った。 厚木も、やはり昔のままの資料館を訪ねた。 それぞれ、目を凝らし、耳をそばだて、足も使った。 家や図書館で過ごすとりとめ…

2015.3.18

17日、雨上がりの朝。空気が潤い、そして温かい。 高麗山に行ってみたくなった。 高来神社の裏手から、八俵山にすぐに通じる山道を選んだ。正午を知らせるチャイムが聞こえた。 谷に入ると、途中から新しい路へと付け替えられていた。 道脇のそこかしこにヤ…

2015.3.16

春の雨 しめやかに車行き交い 明けてゆく街 昨日の図書館は、上着もマフラーも外せるほどに温かかった。 借りていた本を返し、新たに本を借りた。 返した本はベストセラーであるらしく、次の予約が入っているようだった。 期限より早く返せたことが、なぜか…

2015.3.11

今日は氷の上を吹いてくるような風と強い日の光がせめぎあっている。。 4年前の3月11日、平塚はあたたかかった。 その日、想像を絶する被害を受けた人々は冬のさなかにあった. 東北地方の3月は冬なのだと報道のなかで実感した。 今日、遠くに住む友人へのメ…

2015.3.6

2月は楽しみにしていた梅の開花も楽しまずに過ぎた。 とうとう3月に入った。 今春退職する友や手術を終えた友、そして、どうしているかなと思い浮かべた友に小さなカードを出したあと、西に向かった。 相模湾沿いに電車で走れば富戸の春の海に行き着く。いつ…

2015.3.5

もう春にちがいない季節。 ベランダのクリスマスローズの二つめのつぼみが小さく開いている。 2月は気がかりなことがあった。風邪も長引いた。 3月になって、それも過ぎ去ったことになった。 春の雨と光に花開くのは、とても自然なことのように思う。

無題(enonaiehonについて)

enonaiehonは、私の移ろってゆく意識の断片を、enonaiehonの書き手が、気紛れに書き留めてみたものだ…と思っている。 enonaiehonには、私の流れ去る意識が何らかの形で残されている…とも思う。 enonaiehonの書き手が、私の意識を言葉に置き換えようと試みる…