enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2015.3.16

 
  春の雨 しめやかに車行き交い 明けてゆく街

 昨日の図書館は、上着もマフラーも外せるほどに温かかった。
 借りていた本を返し、新たに本を借りた。
 返した本はベストセラーであるらしく、次の予約が入っているようだった。
 期限より早く返せたことが、なぜか嬉しかった。
 いつもは、歴史分野の本を借りても、何度も借り直すことが多い。それでいて、きちんと読み通すことができない。読む速度・集中度、内容の理解力・記憶力が低くなる一方なのだ。 
 今回、歴史とは別の分野の本に興味を持てたこと、しかも、ほぼ一気に読み通せたことが嬉しかったのだと思う。
 夕方までの時間を学習室で過ごした。
 図書館を出て、公園のなかの道を通ると、濃いローズ色の花をつけた木が眼に入った。
 もう二十年近く通っている道なのに、初めて目にしたように思う。
 近づくと、紅梅ではなかった。カンヒザクラという桜だろうか。小さく愛らしく、元気そうだ。

イメージ 1

イメージ 2