enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

高林寺遺跡第7・第9地点の区画溝の”可能性”

≪map:高林寺遺跡第7・第9地点の区画溝の周辺≫ 高林寺遺跡第7・第9地点の区画溝について、2年前の『enonaiehon』では次のようにおさらいし、要約している。 「…この区画溝の解釈については、①1988・1990年の報告書で”8c中葉~10c前半の相模国庁区画溝”…

メモ:多賀城市の八幡神社について

連日の暑さで、いつもの妄想がますます泥沼化している。 そんななかで、多賀城市の八幡神社の由緒を知った。平塚八幡宮の勧請について参考例になるかもしれない。要点をメモしておく。 【多賀城市の八幡神社について】(参考:「多賀城市の文化財」、『多賀…

「沼浜」の風

8日午前は「大倉幕府周辺遺跡群」の現地説明会に参加し、午後は鎌倉から2駅先の東逗子駅で降り、沼間の地に向かった。 『吾妻鑑』の時代、沼間の地は「沼浜」と呼ばれたようだ。 今回、その「沼浜」に引き寄せられたのは、最近、平塚の12世紀の八幡宮につ…

いざ「大倉幕府」

8日、朝から鎌倉に向かった。まだ観光客の少ない小町通りを抜け、鶴岡八幡宮をめざす。 曇り空でも蒸し暑く、八幡宮の広々とした空間に出てホッとする。蓮の花で埋めつくされた源平池や、境内に並んだ骨董市に寄り道しながら、現地説明会が行われる横浜国大…

『相模武士団』(関 幸彦編 吉川弘文館 2017年)のなかの一節

2日、図書館で『相模武士団』(関幸彦編 吉川弘文館 2017年)の「保元・平治の乱と相模武士」(川合 康)の一節を読んだ。 その論考の中に、相模国府移遷の時期とその要因について、以下のように言及されていたので、抜粋・引用し、備忘録として残しておきた…

追記:「成事智院」(高瀬慎吾)から

1983年、高瀬慎吾氏は「成事智院」と題したコラム(『広報ひらつか』№378 1月号 1983年1月15日発行)も書かれているので、そこから短く抜粋・引用して載せておこうと思う。____________________________________ 成事智…