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私の第三十四夜をつづります。

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

メモ(1):「皇朝十二銭」の出土年代。

今回、次の表をまとめた際に、高座郡家・七堂伽藍跡と平塚市内での皇朝十二銭の出土の背景に、当該地域(高座郡や大住郡)の大領クラスの人々の活動があるのでは?と想像した。 【個人的table]:平塚市および茅ヶ崎市(「高座郡家」周辺)から出土した皇朝十…

「高座郡家~七堂伽藍跡」の【個人的map】を作りながら。

今回、「小出川河川改修事業関連遺跡群」の成果についても、改めて見直すことになった。小出川の川沿い(七堂伽藍跡の西側~JR相模線線路沿い)は、高台上の高座郡庁周辺域とは様相を異にして、掘立柱建物や竪穴建物などの遺構が高い密度で分布し、旧河道も…

「高座郡家」は現在進行形。

20日、横浜で考古学講座「近年の調査からみる高座郡家の様相」(加藤大二郎氏)を聴いた。2時間の講座は、最前線の調査成果に加えて講師の新鮮な見解も盛り込まれ、とても楽しいものだった。それらの多様な情報と見解に一気に触れたことで、錆びついて止まっ…

仏像の”持続可能性”を学ぶ。

17日、横浜市指定・登録文化財展のトークイベント(山本勉氏×「みほとけ」さん)に参加した。 主催者は能登地震に言及される中で、その文化財の被災についても懸念を示された。(冬の陽射しが明るく射し込むアトリウムの時空間の彼方に、能登の現在があるの…

「かながわの遺跡展」で。

13日、2022年夏に開館した茅ケ崎市博物館を初めて訪ねた。『華ひらく律令の世界』(令和5年度 かながわの遺跡展)の展示を見学し、その足で市役所に向かい、井上和人氏による『なぜ「律令国家」なのか』の講演を聴いた。 茅ケ崎駅と、博物館が所在する堤坂下…

2018年12月の旅から。

2024年1月5日の樹々(文化公園で) 2024年…本当に大変な年明けとなった。 2011年3月11日、博物館近くの交差点で、足元が大きく揺れ動き、空の電線が大きく波打つのを見て、この世界が一変したように感じた。” ゆぁーん ゆょーん ゆやゆよん ”……そんな(空中…

元旦の海。

2024年になった。朝方、夢うつつとなって寝坊をした。外界では、すでに新年の日常が始まっていた。 急いで、干支飾りをウサギから龍に置き換える。(友人の手作りの人形に、それぞれ『一年ありがとう…これから一年よろしく…』とあいさつした。) 午後、南向…