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私の第三十四夜をつづります。

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

2014.7.29

じきに8月というのに、今週に入って、海からの風のなかに冷気が混じるようになった。 久しぶりに海に行こうと外に出る。 空を見上げると、うろこ雲が広がっていた。 空も空気も秋の気配なのだ。 砂浜に着くと、ヒマワリとヒョウタンが出迎えてくれる。 涼しい…

2014.7.25

海に近かった母の家から、駅の近くに移ってから7年目に入った。 庭が無い暮らしになってから、見慣れない小さな生き物に眼がとまるようになった。無機質な建物のなかで、生命体はとても目立つ。 たとえば蛾。階段や通路でじっとしている姿(なぜそこなのか、…

2014.7.22

今日、梅雨明けになるのだろうか。 いつもよりずっと涼しい風が吹いていた7月。 燃え上がるような日差しを迎える心構えがまだできていない。 ただ、今年の夏は、いつもの夏とちょっと違う。 8月20日に「みどり色の器 古代平塚の緑釉陶器展」(平塚市博物館)…

2014 .7.15

今日は朝から気持ちのよい風が吹いていた。 東の窓から、西の窓から、南のベランダから、風が入ってきた。 午後の日差しが衰えはじめた頃、外に出る。 駅前の大通りを海からの風が吹き抜けてゆく。 海の風で心は空っぽに、身体は吹き流しのようになる。生き…

七ノ域遺跡第8地点の調査成果を聞く

13日午後、横浜で「神奈川県発掘成果発表会 2014」を聞いた。最後の発表は平塚市の七ノ域遺跡第8地点だった。相模国府域の北半部(第3砂洲・砂丘列上)中央に位置する七ノ域遺跡は、第2・第3・第6地点でそれぞれ掘立柱建物群が展開し、第2地点からは大型の…

2014.7.10

クチナシの花の薫りには、世界の時間の秘密が隠されている。そんなふうに想像する。 日常の背後に、現在とは別の異なる時間が広がっていることを、その薫りでそっと知らせてくれているのではないか。そんな気がするのだ。 去年、やっと出逢えた道端のクチナ…

なぜ「村」の「殿」たちに「酒」を給したのか?

5日・6日と、居村木簡のシンポジウム(茅ケ崎市教育委員会)を聞いた。その企画・構成・内容のすべてにおいて、とても充実したシンポジウムだったと思う。 素人の私が理解した限りでは、今回のシンポジウムでは、おもに4号木簡について、「貞観□年八月十□日…

林B遺跡の緑釉陶器(2)

~林B遺跡第2・第4・第6地点から出土した緑釉陶器(図化された104点)について~ 〔平塚市史 別編 考古 基礎資料集成2 『平塚市内出土の緑釉陶器』(平塚市博物館市史編さん担当 2001年)をもとに分類〕 〈1〉残存部で文様を確認できる点数 〈2〉残存部で輪…

林B遺跡の緑釉陶器(1)

相模国庁跡の北600mほどに位置する林B遺跡については、まず、『平塚市史 11下 別編 考古(2)』(平塚市 市史編さん担当 2003年)で、次のように分析されている。 *第2地点の緑釉陶器の大量出土 → 整然と保管されていた大量の緑釉陶器が、火災後に廃棄された…

2014.7.2

今日も、海は何ごともなく波を寄せている。 じきに七夕というのに、この風の涼しさ。陽ざしのやわらかさ。 7月2日の渚 渚に築かれた砂のお城? 浜辺から帰るころには、ヒョウタンの花が開いていた。 白い和紙で作られたような。織姫の衣のような。涼しげな白…

2014.7.1

「2014年7月1日の朝」 2014年7月1日。 とうとう日本国のリーダーは、日本国憲法を踏みにじる道を開いた。 「未曾有の変革を為さんと・・・日本の進むべき道はこれであると、かのヒトラーの如く、ムッソリーニの如く・・・」 日本国憲法への宣戦布告、と思っ…