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私の第三十四夜をつづります。

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「富雄丸山古墳」:被葬者はどのような人?

2019年12月時点での富雄丸山古墳 造り出しの葺き石と埴輪列(『富雄丸山古墳の発掘調査-第3次調査-』表紙 より):今回注目された盾形銅鏡と巨大な蛇行剣は、この造り出し部分の調査で出土したのだった。なぜ、円墳頂上の主体部のほかに、造り出しという位…

”敗北の受容”、そして今や、”戦前”という呪い。

今朝の朝日紙1面TOPは「防衛強化 バイデン氏支持」。2面には「会談、日本の強い希望」「安保転換 自賛と歓迎」の文字。(「いざアメリカ(ワシントン)!」ということか…岸田首相にとって晴れがましい訪米なのであろうことが伝わってくる。) あれよあれよと…

『令和4年度 かながわの遺跡展』の土偶たち

7日、神奈川県立博物館に出かけた。1997年から仲間とともに学び始めた考古学…なかでも、縄文人とその文化については、興味を共有すること、愉しみを分かち合うことが多かった。 まず、表面採集で縄文土器のかけらを拾った。そして市内から出土した縄文土器た…

花水川の流れのように。

夕刻の花水川(2023年1月3日) 3日午後、大磯の長兄の家に挨拶に出かけた。 毎年、帰りには高来神社にお参りするので、いつものように玄関先で…のつもりだった。しかし、義姉が「だめよ! 今日こそ、上がってお茶ぐらい飲んでいって!」と言い、そのまま失礼…

1月2日の平塚の海と空。

1月2日の朝は「箱根駅伝」で始まる。身近な町々を次々と伝って、「駅伝」が絵巻物のように繰り広げられてゆく日。 夕方になって、若者たちが走り抜けていった相模湾の海岸線が頭に浮かんだ。 『今日も海に行ってみよう…』と外に出た。 1月2日の空は厚い雲に…

「夜明けの歌よ…」

2023年元旦の日の出 大晦日の夜、早く寝床に入った。 そして、いつもより目覚めのよい元旦となった。早起きしたことで、にわかに初日の出を見たくなった。すぐにカメラだけを持って海に向かった。 人魚姫の公園から海に向かう大通りは、驚くほど人々でいっぱ…