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私の第三十四夜をつづります。

”敗北の受容”、そして今や、”戦前”という呪い。

 

今朝の朝日紙1面TOPは「防衛強化 バイデン氏支持」。2面には「会談、日本の強い希望」「安保転換 自賛と歓迎」の文字。
(「いざアメリカ(ワシントン)!」ということか…岸田首相にとって晴れがましい訪米なのであろうことが伝わってくる。)

あれよあれよという間に日本の在り方が書き換えられてゆくのを、呆然と眺めてきただけの自分の無力が情けなく悔しい。あれよあれよという間に辺野古の海が土砂で埋められてゆくのを、呆然と眺めてきただけの自分の無力が情けなく悔しい。

思えば、あの ”敗北を抱きしめて” という ”日本語の言い回し” は、あまりに感傷的だった。飾り気無しで ”敗北を受け入れて” でなければならなかった。

たぶん、精神的には何も超克できなかったのだし、これからも挫折などなかったようにふるまってゆく。いっそ ”呪いを抱きしめて” …なのだ。

始まったばかりの2023年。早くも ”戦前” の呪いをかけられてしまっている。
(”敗北の受容” という呪い、”戦前” の呪い…それらの呪いを解くにはどうすれば?)

 

 

1月15日の落ち葉:
博物館からの帰り道、石畳の道で拾った枯れ葉…葉の中に樹がある。