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私の第三十四夜をつづります。

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

緑釉陶器の花文①

2015年夏、博物館で「みどり色の器展」を見学したその時、まだ報告されていない新しい資料も何点か展示されていた。繊細で珍しい文様をもつもの、輝くほどに美しい「みどり色」のものがあって、なぜか胸が騒いだ。 さまざまな考古基礎資料集成の一環として、…

2016.11.24

東京は初雪。平塚はみぞれ。立冬から二週間余り…季節がはっきりと移ってしまった。 昼を過ぎて、みぞれが細かな雨となった。 急に海の景色が見たくなった。手袋をして外に出る。 大通りで出逢った人は、二人とも美しい傘をさしていた。 どちらも、少しだけ風…

2016.11.22

朝、そろそろ起きようと思っていた時に部屋がガタガタと鳴った。 揺れがおさまってから起きる。地震速報を聞く。 思い出すイメージ…鹿男あをによし。 頭をよぎる心配…津波・原発事故。 大地が私たちの不意を突く。貴方たちは地底の呪縛からまだ解放されては…

2016.11.20

19日、雨が上がりはじめた頃、鎌倉に出かけた。 向かった長谷寺は、雨模様の空にもかかわらず、拝観者でにぎわっていた。 こじんまりとした観音ミュージアムで『長谷寺縁起絵巻』を見る。 大和長谷寺とのゆかり、そして鶴見での講座のテーマの一つ「長谷観音…

読書に向いた場所

16日、鶴見での講座に出席する前に、横浜駅近くの眼科に寄った。 数年ぶりに訪れ、その混雑具合に驚く。待合室からあふれた人々は、ビルのエレベータ前や通路にまで並べられたスツールに所狭しと座っている。 長い待ち時間を覚悟した。電車の中で読んでいた…

2016.11.14

ベランダの真ん前に、野性味のある…人と没交渉の…柿の木が立っている。 周辺の緑が次々に消えてゆくなかで、何気ない姿で季節の移り変わりを教えてくれる。 ビルの間で生き延びている柿の木に、野鳥だけが時々遊びに(?)やってくる。 けれども今年は実が少…

台地上の掘立柱建物(西方遺跡第3次調査)

12日、茅ヶ崎市下寺尾の現地説明会に参加した。 あたたかな陽射しの中、香川駅から現地まで歩く。道沿いには、新たにコンビニ店やドラッグストアが開店している。 約20年前、初めてその道をたどった時は、荒涼とした風景が印象に残った。大規模な開発の前段…

2016.11.10

秋というより、冬晴れの9日、 鶴見での講座の前に桜木町に向かった。 弁天橋を渡る。 波の群青色と澄んだ空の青色がまぶしく目に飛び込んでくる。 吹き抜ける風は肩も首もすくめるほどに寒い。 港街らしい建物を眺めながら大通りを進む。 見覚えのある店のた…

2016.11.7

図書館近くのイチョウもケヤキも、日に日に葉の色を変えてゆくようだ。 秋の果実…友人からフィジャーの実をいただいた。 不思議な緑色の果実。 青い林檎や青い蜜柑とも違って、この果実はありのままの”緑色”。 そして、”青いパパイヤ”のように、”青いフィジ…

2016.11.4

年を取った…そう思うことが多くなった。 平凡な感慨だと思う。 電話の中で姪は小さく笑った。 「誰も電話に出なかったので、ちょっと心配した」と言って。 そして「できれば携帯の電話番号を教えておいて」と言う。 私たちはそんなふうに姪に気を使ってもら…

2016.11.1

10月が終わってしまった。 夏の暑さと闘い疲れ、ようやくの休息の季節が巡ってきたばかりというのに。 街の木々も衣替えを始めている。 買い物の行き帰り、神社の森や夕空を眼にするたび、季節が通り過ぎてゆく早さを思う。 10月の王ヶ頭の宿で、これから眠…