enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2016.11.4

 年を取った…そう思うことが多くなった。
 平凡な感慨だと思う。

 電話の中で姪は小さく笑った。
 「誰も電話に出なかったので、ちょっと心配した」と言って。
 そして「できれば携帯の電話番号を教えておいて」と言う。 
 私たちはそんなふうに姪に気を使ってもらうほど、老いたのだ。
(あんなに小さくて幼かった姪は、すでに40代後半という年代にさしかかっている。)
 それは不思議に思えるけれど、不思議ではない。
 
 人生をそろりそろりとたたんでゆく…すでに、そんな年代に私は入ったのだと思う。
 それはどこか不思議に思えるけれど、どこも不思議ではない。

11月4日の夕焼け
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11月4日の海と夕月
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11月4日のラスター彩①
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11月4日のラスター彩②…引き波には、ラスター彩の糸で織られた繻子のようなきらめき。イメージ 4